国別モラルの低さ | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

イタリアに来たばかりの頃

窓から朝食で使用済みのテーブルクロスを

バタバタと叩いているマンマ達をみて

 

あー、食べかすは外にバラ撒くんだー凝視

と、カルチャーショックを受けた。

 

 

窓に向かってタバコを吸い

その吸殻は外に向かって捨てる人もいる。

 

その捨て方が、なるべく自分の敷地より

遠くに飛ぶように?向こうの方に投げるのを見て

日本人の私はよく脱力した。

 

 

歩きタバコも、同じように

なるべく遠くに飛ばすかのように

横投げするびっくり

 

 

だけど、毎週歩道を清掃係がホウキで掃いた後に

路肩を洗剤水を撒き散らしながら清掃車が通ってくれるので

第三者の手によって全てがまた綺麗にされる。

 

 

 

 

火がついたタバコを指に挟みながら

話しに夢中になっている人がいて

そのすぐ脇をうちの娘が通って

ダウンジャケットに穴を開けられたこともある。

 

おいっ!

 

歩道に向かってタバコ振り回すなよ真顔

イタリア人は世界中どこにいても、すぐに解る。

手を振らずには喋れない国民だからだ。

 

遠くからも、あージェスチャーすごーいバレエ

と思ったら、それはイタリア人だ。

 

 

 

 

イタリアは保育園から

子供達は一切掃除をしない。

 

放課後、清掃業者が毎日入って掃除している。

 

 

 

先生とは別に、雑用係が雇われていて

子供がトイレに行かなければいけなくなると

先生は教室を離れられないので

雑用係が子供のお尻をキレイに拭いてあげるのに呼ばれる。

 

 

小学校にも中学校にも雑用係がいて

授業中に早退しなければいけない

子供を親に引き渡したり

何から何まで雑用をこなしている。

 

 

特に職にこだわらない人には

雑用係は、先生よりもラクちんで

ヴァカンス中は休みだし

サイコーな職業ではないかと思う。

 

だけど、大抵コネで入れてもらえる世界なので

こういうオイシイ職業には就けないものだ。


さて、小さい頃からポイ捨てしても

家から何か道端に向かって投げても

全てが清掃される世界に育った人達は

どんな風に成長するのだろう??

 

 

何も考えずに育ったら

ずっとポイ捨て人生のまま終わるだろう。

 

 

 

 

 

 

昨日息子が、ケッコ ザローネという

コメディー俳優の Quo vado? という映画を見ていて

彼はノルウェーで勤務することになって

そちらの生活に慣れて来た頃

 

彼の両親が彼に会いにきたシーンだった。

彼ら3人は車に乗っていてケッコが車を降りた時

使用済みティッシュの丸まったのが道端に落ちているのを見て

 

「ほらっ!見てよ!イタリア人が通ったってすぐに解る!」

 

と両親に怒りながら言って、そのティッシュを拾って

ゴミ箱に入れると

 

まだ車の中にいた彼の両親が

目を丸くして驚いているシーンに、笑ってしまった。

 

 

イタリア人も他の国に行くと

メンタルリセットが掛かるのだろう。

 

そして自分の国のモラルの低さを恥じるのだろう。

 

 

あなたのお住まいの国のモラルはいかがですか?

 

 

日本では、自分の家の前は自分で掃き掃除をするし

もちろん、無駄にゴミを外に放り投げることはしない。

 

だけど、そんな事、したことない国民は

「綺麗にしよう、綺麗に使おう」という意識など

毛頭ない人だって存在するのだ。

 

 

だから、イタリアのトイレはいつも汚い。

フランスもかなり汚かった。

 

ちなみにモロッコ人はみんな綺麗好きで

家の中はピカピカだけど

外の路肩はゴミだらけという、ハテナな状態昇天

 

とにかく、自分で掃除したことが

あるか?ないか?でここまで変わるのであれば

みんな一度でも掃除を経験するべきだと思う。

 

そしてイタリア人は外の世界を見て

ケッコ ザローネのように視野を広げて学習すへきだ。