自然体で人をバカにする態度 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

人をムカつかせる天才がいる。

 

これは才能としか言いようがない。

 

 

 

 

何年も同じことをするので

意図的にやっている、というよりは

もう自然にやってしまうのだろう。

 

 

だけど、その自然にやってしまう態度が

介護している側からすると、信じられないのだ。



義姉は、人を不快にさせる事にかけては天才的だ。

 

 





 

 

今日は日曜日で、夫以外はみんな家にいた。

 

娘は全く義姉に興味がないのでサロンにいる。

 

息子は義姉にとても優しい態度で接するので

義姉はいつも息子がいるのか確認する。

 

 

本当は私になんか介護して欲しくないという本心が

息子がいると如実に出てくるから驚く。

 

 

「マンマ、ノンナ(義姉)がカフェが飲みたいってさ。」

 

またか。

 

モロッコで砂糖漬けにされていた義姉に

私はまた苦いエスプレッソを水で割って

アメリカンにして持っていく。

 

すると義姉は、まだ私が傍にいるのにも関わらず

 

「〇〇(息子の名前)〜!テレビのリモコンを持ってきてくれるか!?」

 

と言っている。

 

 

 

私はいつもこの彼女のゲームにハメられる。

いつも私が彼女の目の前にいるのに

他の人の名前を呼んで助けを求めるのだ。

 

 

介護している人間からすると

非常にリスペクトに欠けた屈辱的な気分になる。

 

 

これはボケる前から同じ調子で

夫が隣の部屋にいれば

私が彼女の傍にいても夫の名前を呼んで注意を仰ぐ。

 

助けを求める時に、絶対に私の名前を呼ばないのだ。

 

 

夫はこれを、「ワナにハマらず、流せ!」

と言うのだけれど

毎回、排泄物を取り除く時だけ私に「ありがとう」と言い

それ以外の時には見向きもしない薄情な態度がムカつくのだ。

 

 

絶対に黙っていない私は

「あのさ、私が傍にいるのに

 なんでキッチンにいる息子を、

 すぐそこにあるリモコン取るために呼ぶんだよ!?」

 

と義姉にムカつきながら尋ねる。

 

彼女は知らんふり。

 

 

そしてリモコンをバンと、彼女の前のミニテーブルの上に置いてやると

 

なんと、被害者ぶって

「もっと静かに置いてよ!」

 

と言うのだ。

まるで私を悪者のように扱うのだ。



悪魔なのはどっちだよ!?

 

 

 

 

私はその後、夫と中心街にカフェを飲みに行き

家で何があったか話すと

 

「え?また始まったの?

 本当に1週間と持たずに本性現すよね。

 それやるから、モロッコの息子の元嫁にも愛想をつかされて

 家の屋上に3ヶ月間追い出されて、オムツも替えてもらえなかったのにね。

 学習しないって、本当に恐ろしいよね滝汗

 

 

そう、そしていつも私が標的なの魂

 

 

介護とは、何が恐ろしいって

あと20年それが続くかもしれないってこと。

 

 

そして、施設に入れるために1ヶ月45万円。

半分はフィレンツェ市が負担してくれるとしても

25万円もヤツのために払うのが

必ずしも私達に取って良いことかは保証できないので

簡単に施設送りにも出来ないこと。

 

 

なぜなら、ヤツは喋り始まったら止まらないのだ。

良かれと思って例え施設に送ったとしても

どんな私達の悪口(大嘘バージョン)を言い出すか解らないし

弱者を虐待した無実の罪で裁判沙汰にならないよう

絶対に他者と話させるのは危険なことなのだ。

 

 

こういう難しい問題で家に置いておくしかない

学習しない可愛くない危険な老人に

毎食食事を用意しなければいけないことネガティブ

 

 

世の中の、介護している皆様、お疲れ様です…。

小林正観さんが、

「あなたが背負っている重荷(病気や苦難や屈辱的な事…)は金塊なのですおねがい他の人は持つことすら出来ないものニコニコ

と仰っておりましたよ。



金塊かラブ

施設送りにしないだけでも

年間300万円の札束だな指差し



 

以前、私は娘の付き添いで入院した時

イタリア人の婆さんで、もっともっともっと酷い態度で

看護師を呼びつけていた人を沢山見たので

 

あれに比べたら、うちはパラダイス

と、いつも我が家よりも酷い状況を思い浮かべながら

義姉のマウントに耐える日々が19年目さ、ベイベーえーん