麗しき、恨みのない世界。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

義姉が帰ってきた当日の夜

私が作っておいたチキンのタジンを前にして

 

スパゲッティ アル ポモドーロじゃないのか?

と言った彼女。

 

 

お〜っと?前回の帰国では

自分がどこにいるのか解らない様子だったけれど

今回はイタリアにいると自覚しているのか?

 

 

それとも、それほど、スパゲッティが恋しかったのか?

 

モロッコにいると、美味しい

トマトのスパゲッティが恋しくなるよね〜ニコニコ

 

 

モロッコの一般家庭で出てくるパスタは

茹ですぎてグテッとなっているからね。

 

たまにブチブチ切られていたりして

しかもトマトソースにスパイス加えちゃっていて

なんか違う味になっちゃっててね。

 

それを大皿に盛り付けて

みんなでフォークで突くのさびっくり

 

 

なんか、イタリア基準とすると

ちょっと違う食べ物になっちゃってるよね。

 

 

まるで、中国人経営の寿司屋で

太巻きにパン粉まぶして揚げちゃった寿司が

出てきたりするのと同じね。

 

 

不味くて食べられない程ではないけれど

これは日本にはないよ真顔って感じの何かニヤニヤ

 

 

だから私がよくお泊まりに行く

モロッコの友人宅では

イタリアン スパゲッティ レッスンを開。

 いたよね

あなた達、トマトは美味しいのがあるのだから

余分なスパイスは入れないパー

トマトソースにオレガノは入れてもええよグッ

 

スパゲッティはアルデンテに茹であげるびっくりマーク

 

ソースと絡めてこんな感じで出来上がりウインク

 

 

そこのうちのマダムは、きちんと覚えてくれたよね。

ただ、私が行くと、あなたが作って!と言われるけどね。

 

 

 



 

で、翌日のランチに義姉と息子に

トマトソースのスパゲッティを作ってあげたら

ペロリと食べたんだよね。

 

 

その後、夫が帰ってきて、義姉に

「スパゲッティ食べたの?」

 

と聞くと

「うん、昨日食べたよ。」ポーン

 

 

えー!もうそんなに過去の事滝汗

 

記憶は、あやふやらしい指差し

 

 

しかしね、この記憶があやふやになって

私がどんなに救われたか!

 

 

カフェを飲みたいと言われて

砂糖なしのブラックを持っていくと

 

「苦くて飲めない」

と言われるのね。

(モロッコで砂糖漬けだったからね)
 

モロッコのドラ息子に糖尿について説明しても理解不能だし

きっと砂糖なしで分けてミントティー淹れるの面倒臭いし

また義姉がダダこねてウザいのであれば

えぇい、何でも飲ませちゃえー!って気持ちも解るし....ネガティブ

 

 

 

あのね、ドクターが砂糖なしで飲みなさいって!

じゃないと、もう2度とモロッコには帰れないってさ。

(決して私は関与していないという意味で)

 

モロッコに帰りたいのなら

我慢してブラックで飲みな!

血液検査が控えているんだからね。

飲まない

「リツコ、このカフェ、苦くて飲めないんだけど。」

じゃぁ、紅茶持ってきてあげる。

飲まない

「リツコ、この紅茶、苦くて飲めないんだけど。」

 

放置無気力以上。

 

で、終わるからね。

 

以前だったら、そんな私に恨みを持って

何しでかすか解らない状態だったのに

 

苦いもの放置して、きっとその飲み物を

頼んだことすら忘れちゃって

また寝てしまってケロッとしているという。

 

 

以前の地獄の状態から比べたら

現在は天国状態流れ星