見えなくて、聞こえなかったら。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

私は小さい頃、マンガで読む伝記が大好きで

その中でもヘレン・ケラーと野口英世の伝記を

数えきれないくらい読みました。

 

 

だけど伝記は過去の偉人のお話ですし

実際にヘレンのように盲と聾の障害を併せ持った人に

会うことって少ないですよね。

 

 

目が見えない盲人はイタリアでも

白い杖をついて歩いているので解ります。

 

 

耳の聞こえない聾者は、一見解らないけれど

私がよく行くバールでみんなで手話で話しているグループがいて

そこでは、あぁ聾者の集まり何だな、と解ります。

 

 

そして盲ろうの方は、きっと独りで歩くのは危険なので

ボランティアの人と歩いているのではないでしょうか?
私は指文字で話している人は、イタリアでは見かけたことがありません。

 

盲ろうの方は、こんな感じでコミュニケーションを取っています。

 

 

目が見えない方へは
危険であれば手を差し伸べてくれたり

声を掛けて注意してくれたりしますが
 

目が見えず、耳が聞こえない人は

危険を察知する音が感知できず

しかも危険が迫っているシーンも見えないので

独りで歩くのは難しいでしょう。

 

 

インターネットがあるのが普通な時代だからこそ

みんなが情報をパソコンやスマホから

音声や文字で得ることができますが

 

盲ろう者はパソコンやスマホの文字を

点字ディスプレーに変換して情報を得ることができるそうです。
こちらの動画で、
彼らのコミュニケーション方法を実際に見ることができますよ。

 

 

ボランティアの方も断続的に指文字を伝えていると

疲れてしまうので2人、3人がかりで助けてくださるそうです。

 

 

盲のレベル

聾のレベルにもよりますが

弱視でかつて見えていた方は街の構造などが説明なしに解りますし

かつて少し聞こえていた方は話す技術があるので

声に出して聞いてもらうことができるでしょう。


もし周りの盲人の聴力が落ちてきてしまっていたり

聾者の視力が落ちてきてしまっていたりしたら

是非、盲ろう者のコミュニティーに参加されるよう

促してあげてくださいね。

どこに助けを求めて良いか分からずに

引きこもってしまうことが一番大変なことなのです。
 

 

 

弱視で聾者の彼女は、なんとドイツ人の

盲ろう者と国際結婚したそうですよ!すごーい飛び出すハート

 外国でも旦那様と力強く生きていって欲しいですね!






 

自分の言いたいことを声に出して言えること

それがどんなに素晴らしいことか!
私達はいつも彼らを見て、自分の現状に気が付きます。



 

言葉は人生を創り上げます。

 

助けてもらわないと生活して行けない人は

自然と感謝の気持ちが溢れ出します。

 

助けてあげる人は、そのエネルギー交換で自身が浄化されます。


私は幼い頃から障害者の人達と接してきて

自然と、彼らに出来なくて

自分が簡単に出来ることを

彼らの分まで全力でやり尽くそう!と思って生きてきました。

 

 

まさか、イタリアで

私をボコボコに嫌がらせしてくれた義姉までが

障害者になるとは、予想しておりませんでしたが。

 

 

義姉の場合はお菓子食べ過ぎ、タバコ吸い過ぎ

自業自得の上、後天的におった障害ですが

 

先天性の障害や、病でやむを得ず被った障害は

いくら努力しても防げなかったものですから

特に人生半ばにして障害を負った方の辛さは

計り知れないものがあるかと思います。

 

 

だから、普段、自分の足で外に出かけられることを

当たり前と思わないこと。

 

 

自分が自由に出かけられる身体を持っているのであれば

その状態を生涯かけて維持できるように努力すること。

 

自分に限界を作らず、常に学びながら努力を続けること。

自分に与えられた使命に気付いたら、それを全うすること。

 

全力で生き抜くこと。


私がいつも心掛けていることは

自分よりも生きることが難しい人から学んだ事から成り立っています。

 

 

そして障害がある人を憐れまないこと。

彼らは健常者よりも前向きに生きています。

 

 

彼らが必要な時に手を差し伸べること。

 

 

本来だったら絶対に介護したくなかった義姉にも

手を差し伸べることが、どうやら私のお役目だったようです。

 

 

そんなデビルドクロな顔で現れるエンジェル流れ星

人生には、何度か現れるようですよ。


そのデビル(悪魔)は、メッチャ敵な姿で現れるのですが

実は私のことを最終的に高めてくれる天使的存在なのだそうです。


誰かにとってはそれが障害という形で現れ

私にとっては人間関係で悪魔的存在が数名現れている感じ。

 

 

どんな人でもデビル的何かに揉まれながら成長していき

その障害(悪魔)だと思っていたものが天使的存在だったと

成長した先で気づいていくのでしょう。

 

だから、弱音を吐かず、全力で生きていくこと。

みんなが向いている方向は全て一緒ですから

ただ、ただ、前進して参りましょうラブラブキラキラ