ベルベル人とティフィナグ文字 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

私の義母はベルベル人で

ベルベル語も喋っていた。

 

ベルベル人とはマグレブ(北アフリカ)諸国の先住民族で

アジア系の顔をしていて

肌の色は白かったり、黒かったり、黄色かったりする。

 

 

色んな混血種なので

アジアっぽい顔で青い目の人がいたり

黒っぽい肌の色だけど目はアジアっぽかったりする。

 




 

義母はアルジェリアからの移民で

肌の色は白く、スッキリ顔の美人で

髪の毛は細い直毛で腰まであった。

 

 

うちの息子はアジア人が混ざっていて

お母さん(私)に似ているね

とか言われるけれど

 

実はアジアっぽいのは義母の顔で、私に似ているのではない。

 

「ベルベル」とはローマ人が付けた蔑称で

彼らはアマーズィーグと自らを呼ぶ。

アマーズィーグとは「自由人」という意味で

どこにも属さない自由な民族という意味だ。

 

 

うちの夫はお金をバラ巻いて歩くような

「アラブ人」と一緒にされるのを酷く嫌い

 

アラビア語を喋るからアラブ人でしょ?

と言われると必ず

自分は「アマーズィーグ」だと訂正するウインク

 

 

 

ベルベル人はベルベル語を喋り

ティフィナグ(ティフナグ)文字を使用する。




wikiから拝借

 

それはこんな文字なんだけど

モロッコに来たことがある人は

 

学校の看板のアラビア語の下に

丸とか十字を組み合わせたようなティフナグ文字が

並列して書かれているのを見たことあるかもしれない。

 

 

モロッコでは最初はアラビア語のみ

フランス占領下に置かれた後は

アラビア語とフランス語が学校で教育され

 

最近はアラビア語とフランス語と英語の

3ヶ国語教育がプライベートスクールでは主流となっている。

 

 

だけど、これからは

古い歴史のあるティフナグ文字が

学校で義務教育に組み込まれるらしい。

 

 

語学が堪能なモロッコ人には

簡単そうな気がするけどね。

 

 

 

私が最初にモロッコに行った時に

訪れたお家のお母さんの

下唇から顎にかけて一本の線のタトゥーが入っていた。

 

これはベルベル人が結婚する時に入れる刺青で

部族によって柄が違ったりする。

 

 

イスラムが広まったことにより

タトゥーは禁止となったけれど

山奥に住むベルベル人はいまだに伝統を守って

タトゥーを入れる人もいるらしい。

 

 

モロッコとは、カトリックもユダヤも

ベルベルもアラブも全てを受け入れて

共存している素晴らしい国なのだ。

 

 

ちょっと書ききれなかったことがあるので

明日も続く照れ