フランス菓子サヴァランのイタリア名 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

ナポリ菓子と言えば?

 

「Babà ラブ

 

と、ナポリ人は答えます。

日本ではフランス名でサヴァランで親しまれている

ブリオッシュ生地にリキュールをしみ込ませたお菓子ね。

 

ババという名前ですが

bàとAの上にアチェント(アクセント)がありますので

後ろにアクセントがついて

 

ナポリ人はバッバと発音し

最後のバが強くなります。

 

 

 

元はフランスでもババと言われていたのですが

ナポリ貴族の料理人が気に入ってナポリに広めて

ナポリ名物にもなったとか。

 

だけど、その後、フランスでは

1850年代に食通のブリア・サヴァランにちなんで

お菓子の名前がサヴァランに変更となったそう。

 

だけど、ナポリでは今でもババと親しまれているのね。

 

 

 

 

フィレンツェ在住のナポリ人

A氏に言わせると

ナポリ以外のババは不味くて食べられないチューと。

 

一度私にお土産で買ってきてくれたのですが

そのババは、今までフィレンツェで食べてきたのよりも

とても繊細な生地で、それほど甘くなかったのを覚えております。

 

 

今回の旅でも何度か買ってみましたが

最後にたまたま入った老舗のお菓子屋さんのババが

サイコーに美味しくってねお願い

 

 

でも、私、甘党じゃないでしょ?

しかも夫も子供達もリキュール掛かっていたら食べないし.....

と思って1個だけお土産にババを買い

それ以外はスフォリアテッラ2種類を沢山買って帰ったのね。

 

 

そして家でそのババを味わってみると.....

 

 

ぬぬぬーびっくり

美味いラブ

甘ったるくなく、むしろ、生地に塩が効いていて美味いラブ

その甘じょっぱい生地と甘すぎないシロップが絡み合って

今までにない美味しさを醸し出してるわーーーーーちゅー

 

 

そして、私は一口食べた後に

 

「何故、私はババを一個しか買わず

 それ以外を大量買いしてしまったのかしら!?」

 

と、地団駄踏んで悔しがりましたわよ。

 

 



 

↑奥にあるのが、食べちゃったババウインク

 

 

 

で、結局うちの家族は

あまりお菓子に興味がないから

スフォリアテッラ2種も食べないし

下の階のモロッコ人にお裾分け。

 

 

こんなに大きいのに1個2ユーロで買えたのよ。

重量もズッシリ重いお菓子よ。

ナポリって安いわね!

 

 

スフォリアテッラは通常の貝の形をしたパリパリのパイ皮に

リコッタとオレンジピールが混ざったクリームが入っているものと

 

ナポリで初めて見たもう一種のフロッラ生地に

同じクリームが入っているのを2種買ってみたのね。

 

フロッラ生地とは、通常いちごのタルトとかで

下に敷かれている生地の事をla pasta frollaと呼ばれるのね。

それの、もう少しシットリ目の生地でリコッタクリームが包まれている感じ

 

 

 

 

だけど、私はこのお店のババに衝撃を受けたあとだったので

至ってフツーのお味に感じてしまったわ。

 

確かにリコッタクリームも甘くなくて

イタリア菓子に珍しく、甘さ控えめなのが好印象だったけどね。

 

 

このお店はナポリ中央駅にも入っているらしく

私はタクシー乗る前にスパッカナポリで買ったのだけど

みんな同じ箱を持って電車に乗り込んでいたわよ。

 

 

普段、ババを食べない方も

ここのババは一度食べてみることをお勧め致しますわよちゅー


Scaturchio スカトゥルキオ 

(一番買いやすいのはナポリ中央駅かもねニコニコ他にもナポリに5店舗あります)