その昔、私がチーズに夢中になっていた頃
私の地元、水戸でチーズのお話を
一緒にできる人に出逢えず
非常に寂しい思いを抱えていた。
みんなカマンベールくらいは知っていたけれど
それ以外のお話はできなかった。
昔はFacebookやブログなどなかったので
私はチーズへの情熱を消化させるために
東京のチーズの会社に入ることを決めた。
今、ナポリから帰ってきて
私のナポリ熱を誰かと分かち合うため
ブログに書いて少しずつ消化させている。
読者様、私のナポリ話にお付き合い頂き
ありがとうございます
だけど、私の中でナポリに関する
小さなハテナ?がスプマンテの泡のように
シュワシュワと湧き上がってきて
もう、どうしようもないので
ナポリ出身のA氏の店に遊びに行った。
そう、彼がナポリのS氏の40年来のお友達で
うちの夫が兄弟と慕う生粋のナポリ男だ。
私は久しぶりに会うA氏にハグして
S氏を紹介してくれたことに心から感謝した。
A氏は
「僕の親友は僕の分身のようなものだから、お礼は要らないよ。彼がナポリにいたから君のことを頼んだだけだ。」
と、言ってくれた。
私はA氏に、ナポリは見どころが多すぎて
4泊しても全然足りなかったこと
アレを食べた、コレを食べた
アレを見てきた、コレを見てきたと
ナポリでの感動を話していると
「サンテルモ城も見に行けたの?僕の姉があそこの脇に住んでいるんだよ。」
と言うではないか!
えーーーー!あんなナポリ1の絶景を
毎日拝みながら生活しているなんて
贅沢過ぎる〜〜〜
そして、私はナポリの魚屋さんの話をした。
日本人の私から見ると、フィレンツェの魚は
とても新鮮とは思えないけれど
ナポリの魚屋には大きな浴槽に
生きているボンゴレやタコが売っていて嬉しかったこと。
最後のオステリアで
やっと、ほろ苦いフリアリエッリのソテーが食べられたこと。
これはフィレンツェでは瓶詰め以外は見つからない青菜のソテーね
そして、かなり気になっていた
スペイン地区で見たモツは
ナポリではどうやって食べるの??
という質問をやっと出来た
↑ コレコレ!
気になるでしょ〜??
この、まんまモツが吊るされている状態が
モロッコと同じだよね。
あ、コレ、道端の露店ね。
ここで好きなだけ切り売りしてくれるんだね。
A氏は
「オリーブオイルとレモン、塩、胡椒でサラダみたいに食べるんだよ。これは既に下茹でして売っているんだよ。」
へ〜
この前私もフィレンツェでトリッパのサラダを試してみたけれど
サッパリしていて美味しかったわ。
フィレンツェではトリッパのトマト煮込みや
ランプレドットのパニーノが有名だけど
夏のナポリではモツはサッパリ頂くのね
あ〜、A氏とお喋りしたことで
色んなハテナ?が解消されていく〜
嬉し〜ぃ
クオッポもサイコーだったし
ピッツァもフィレンツェのものとは別物だったし
魚介はどれもピチピチだったし
今度は是非ナポリに長期滞在したいわ〜
と私が興奮気味に喋っていると
「あ〜、もう、君と話していたら、お腹が空いてきちゃったじゃないか!」
とA氏
それ、よく言われる〜
私が喋ったり作ったりするとみんな
食べていないのに全て美味しそうに感じるらしい
こうして、私はナポリの感動を
全て解ってくれているA氏と分かち合い
二人で嬉しく幸せに空腹になってお別れした
私は昔から、こうやってお喋りすることで
誰かとエネルギー交換してパワー充電することか好き
それが美味しいお話だと更に嬉しい
皆さんは、とうやってパワー充電しているのかしら??
是非教えて下さいね