お家パラダイス★ | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

私はおかしいのだろうか?

 

と最近、本気で首を傾げている。

 

 

イタリアは6月の2週目からとっくに夏休み。

 

子供達は勝手に遊んでいる。

 

 

 

みんなバカンスの行き先を聞いてくるけれど

 

きっと私が仕切って

行き先を決めなければいけないのだろうけれど

全くその気力がない。

 

 

だって〜

義姉がいないお家がパラダイスなんだも〜んちゅー

 

 

まず、空気が澄んでいる。

(排泄物臭を嗅がなくて良い照れ

 

 

完全なる自由デレデレ

 

朝食、昼食、夕食、

義姉のために作らなくて良い。

 

彼女が食べられるモノでメニューを構成しなくてよい。

私の好きなものを自由に作れる。

 

 

老人の給食のオバサンから解放され

いつ出て行って、いつ帰ってきても良い乙女のトキメキ



 



 

 

2016年から介護に縛られてきた

色んな制約から解放された今

私はお家がパラダイス化したのだ。

 

 

大した物欲もないし

必要なものはすぐに買えるし

 

家族みんな健康で過ごせているし

 

私は、今までになく

満たされているのだ。

 

 

 

わざわざ酷い紫外線の海に行かなくても良いし

誰かに「ここに行ってきたよ!」と言うために

どこかに無理矢理バカンスに行く必要性も感じていないのだ。

 

 

夫も、私と同じ事を言っている。

 

 

だけど、子供達は退屈してしまうので

彼らのためにどこかバカンス先を選ばなければいけないのだけれど

メッチャ億劫昇天

 

 

 

今年は子供達がモロッコには行きたくない!

と言ったので、イタリアにいるけれど

 

イタリアにいても退屈になるのか

来年はモロッコに連れて行ってくれ!と言うにっこり

 

 

 

 

そもそも、私が以前モロッコに3ヶ月滞在していたのは

義姉から離れるためだったのだ。

 

バカンスというより

生活拠点を移していただけであって

今、現在イタリアで送っているお家パラダイスを

モロッコで再現していただけだ。

 

 

そう、私は義姉さえいなければ

パラダイスという

非常にレベル低めのパラダイスを味わっているのだ。

 

 

人はもっと多くを望むのだろう。

 

ハワイに行きたい!とか

カリブ海に行きたい!とか

 

私は、もうそういう欲望が生まれてこないのだ。

 

 

だから、私はおかしいのかしらん?

と思っている。

 

 

小鳥ちゃんが鳴いていて

こんなに癒されるお家で

好きなもの食べられて

好きな時に出かけられる

 

きっと普通の人が普通に送っている生活が

私にとってパラダイスになってしまったのだ。

 

 

昔から私は誰かにジェラシーを抱く性格ではない。

 

他人のことなんて結構どうでも良くて

かなり自分軸で生きている。

 




 

イタリアに来る前

とある有名人の娘さんが

とある外国の田舎に引きこもって

日本にも帰ってくることなく、バカンスにも行かず

幸せに生活している、という話を聞いた。

 

 

20年以上も前の私には解らなかったけれど

その娘さんの気持ちが今ならわかる。

 

 

きっと彼女は日本で

「有名人の娘」というだけで

奇異な目で人から見られたり

ジャッジされたりして

日本での生活に疲れてしまったのだと思う。

 

 

彼女は外国の田舎で結婚して

静かで誰にも邪魔されない

幸せな居場所を確保できたのだと思う。

 

 

 

私もやっと計り知れぬ平穏を楽しんでいるのに

何か計画しなければいけないプレッシャーに苛まれている。

 

暑い夏の旅行なんてマジ勘弁なのに

もう、いい加減、考え続けるのも嫌なので

今週中には決めたいところだわ。

 

 

昨年海に連れて行ったのに

うちの子供達なんて

 

「マンマ、パパと2人で海岸に行ってきてよ。

 私達は涼しいクーラー効いている部屋でゴロゴロしているから!」

 

と言って動かなかったからねもやもや

 

 

お金かけて連れて行ったのに

今の子供達はスマホさえあれば動かないからね。

 

 

じゃぁ、家でクーラーかけてゴロゴロしていれば?

ってワケにもいかないのは解っているから

明日、本気でリサーチに取り組むわよ。←遅いって?滝汗放っておいて真顔