日本人だから思うのだろうか | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。



2024/6/20


シロッコが吹く日の空





シロッコが吹いている。南からやってくる風は暖かく…というより、熱く、空が黄色に染まる。先日、友人に会うために、フィレンツェのサンタマリアノヴェッラ駅近くを通ると、一瞬そこがイタリアではないみたいに感じた。行くあてもなさそうなアフリカ系の人達が、何十人も、駅広場の階段に座り込む様は、昼間だからやり過ごせるけれど、夜は緊張感が半端ない。毎年毎年のことだけれど、特に夏が近づくと、アフリカの方から多くの移民がやってくる。イタリアは、移民の玄関口みたいになっていて、シチリア辺りの水際は、大変なことになっている。つい先日も、許容オーバーな移民を乗せた船がひっくり返って、10人ほどの命が亡くなった。定義としては、戦争から逃げてくる難民を助けてあげよう…なのだけど、実際には、それなりのお金を支払って、一攫千金を夢見てやってくる人もいる。随分前のことだけど、元同僚のインド人から、「日本人は金持ちなのだから、みんなに奢ってやってくれ。」と言われた時には、ビックリした。皆が皆、金持ちではないのに。「日本」はやっぱり、お金のある国だと思い続けている人たちは、案外少なくない気がする。今日は「世界難民の日」。本来なら、その国その国が、きちんと自立できるような支援をした方が良いのではないか…と思うのだけど、それも、日本という、秩序のある国に生まれ育ったからそう思うことなのだろうか。







今日もありがとう!
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最後までお付き合い、どうもありがとうございます。




「身近にできる難民支援を考えよう」

何か、あるだろうか。




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