2024/5/8
紫蘇だった。
テラスの放置してあった植木鉢から、ニョキニョキと生えてきた小さな小さな芽は、なんと、昨年、分けていただいた貴重な苗を、苦労して育てた紫蘇のこぼれ種だった。オリーブ畑の方に植え替えた紫蘇は、あんなによく育っていたのに、ひとつも芽を出さず、そこそこの大きさにしか育たなかったテラスの鉢植えからは、ニョキニョキと生えてきていた。植物にとって、どこが良い環境なのかは、計り知れない。でも、とにかく、嬉しい。イタリアで、和食を楽しむ時、ああ、紫蘇があったらなぁ…と思うことが多々あるからだ。あまりにも急激に育ったものだから、本当は、間引きしてあげた方が良いのは知っているのだけれど、今更、抜いてしまうのもなんだし…、勿体ない気もするしで、水やりをする以外には、放ったらかし状態ではある。さあ、何を作ろう。いただきものの梅干しもあるし、美味しい胡麻と合わせて混ぜて、おにぎりでも作ろうか。和風ハンバーグもいいなぁ。あれこれ考えていると、なんだかとっても楽しくなってくる。日本に一時帰国の手前なのに、頭の中は和食でいっぱいになっている。
最後までお付き合い、どうもありがとうございます。
