アイデンティティカードを作りに行ってきた 2 | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。



「あの…予約した者ですが…」




おばちゃんは、私を一目見て、言った。
「名前は???」
ちょっとイカついイメージだった。

「YUKIです。」と言うと、
リストの中の自分の名前を見つけ、
「その辺で待ってて。私が名前を呼ぶわ。」
と言ってくれた。


大きな所と違って、
大きな混乱はなさそうだった。

ちなみに、大きな所は、
いつも何処かで、誰かが揉めている。

時間にはまだ、しばらくあるだろう…
そう思って、腰を落ち着けた途端、呼ばれた。

「YUKI、奥の間に行きなさい。」

早いなぁ。

なんだか、サクサクと進んでいる。
イタリアにして、
あり得ない光景を目の当たりにしている。

イタリアが変わったのか、
私が行き遅れているのか。


ただ、、、、


「滞在許可証は?」


「手続きに必要な書類」の項目に
書かれていない事項を聞いてきた。

持ってきておいて、良かった。
書かれていないものを要求する…というのは、
変わっていないらしい。

担当のシニョーラは、
私の滞在許可証と画面を何度も見て
確認していた。


実は、役所のアイデンティティカードを作成する際の
個人のデータの中には、
滞在許可証のデータも入力されている。

前回、免許証を取得する際の
出身地問題でバタついている時
担当のおばちゃんが
コンピューターを見せてくれたのだった。

その際は、まだ
電子化が始まったばかりで
「別に今作らなくてもいいわよ。」と言われ、
次に、住所変更で出向いた時には、
「住所は変更になったけど、有効期限までそのままでもいいわよ。」と
言われるがままの状態で、
だから
あえて電子化しなくても良いか…と思ったし、
紙のアイデンティティカードで文句を言われた事も
一度もなかった。


でも、現実、
世の中は変わって行っている。

そのカードがあった方が
手続きがしやすい世の中に
時代は変わってきているのである。


「カードは、今日から6日以内に、ご自宅へ郵送されます。」


イタリアにしては、早い対応。


レモンの木にも蕾が膨らみ始めた。




さて、いつ、
私の手元にやってくるだろう。




今日もありがとう!
⬇︎



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最後までお付き合い、どうもありがとうございます。