12月という月 | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




トルナブォーニのイルミネーション。



今年は、少し早めのイルミネーション。

個人的に、うわぁという感じがしなかったのは、

去年とほぼほぼ、同じだからか。

ついつい、新しい感動を求めてしまったりする。




外は雨。



なのに、


大型スーパーは、人混みで、


今日が「サイバーマンデー」なのだと、


後で知る。



こういう時、


働かないで買い物しているイタリア人たちを


密かに、凄いと思う。



この月は、


クリスマスがあるから、


ウキウキするような季節であるけれども、


実は、


税金の徴収だとか、


罰金の請求が届いたりする月でもある。



私の、


普段、大人しい、携帯が鳴った。



知らない番号は、


ほぼほぼ出ないのだけど、


目の前で鳴っているから


致し方なく、電話をとる。



「もしもし?」


「YUKIさんですよね?ブォンジョルノ〜。」


「はい、ブォンジョルノ。」



相手は多分、


外国人と思われる女である。


イタリア人とは微妙に違うイントネーションで、


その女は話し始めた。



「あなた、先月の電気代、ちょっと払い過ぎてます。」



ちょっと、笑いそうになった。



今の電気代の支払は、


大家の名前になってるはずであるからだ。



せっかく、電話に出たのだから、


この電話に付き合うことにした。



「はぁ、いつのですか?」


「前回分の9月から11月です。」


「あら、そう…。で、どこの家の電気代ですか?」



前に住んでた家って事もある。


人によっては、名義を変えずにいる事もあるからである。



「50123」



女は、そう答えた。


50123は、郵便番号である。



「いや、住所言ってくださいな。」



払い過ぎているという電気代の住所を知らずして、


どうして、そう言えるのか???というと、


多分、


これは、


ある種の「詐欺電話」だからである。



「いや、あの…」


「いやね、私、50123には住んでいないのだけども、私の名前で多く支払われているのなら、どこの家かな???って思って。だから、住所教えてください。」


「あ、あのう、、、すみませんでした。」



なんだか、


謝られてしまった。



まぁ、いいんだけど。



12月は、出費の多い月であるがゆえ、


「払い過ぎ」による返金…ってなったら、


嬉しくて、引っかかる人も出てくるのだろう。



詐欺電話も、いろいろだ。




12月という月。



師走というだけあって、


いろんなところで、


人は、奔走している。






⬇︎今日もありがとう!






最後までお付き合い、どうもありがとうございます。






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