「どこか、美味しいところ、ありますか？」
時々、そう聞かれることがある。
イタリアに
長く住んでいればいるほど、
遠くなる外食生活。
観光客の多いフィレンツェにおいては、
一回目に
「おぉ、いいじゃん！」と思って、
2回目に行くと、
「ん？？？」
と思うが、
いやいや、もう一回！と思い直して
3回目に
「次は、ないかな...」
というパターンが
大いにある。
気のせいかと思ったけど、
「街中にあるレストランは、そうだよね〜。」
なんて、
フィレンツェ人が言うのだから、
あながち
そう思うのも間違ってはないようだ。
だから、
あえて、ココ！！！
と言えるレストランが
そう多くはなかったりする。
もっとも、
私が「美味しい〜！」と思うレストランは、
味だけでなく、
対応が親切であったり、
隣の席との間合いがちょうど良かったり、
そういった総合的な
居心地の良さが
大きなポイントになるので、
美食家のそれとは
少しずれているのかもしれない。
最近では、
いろんな情報誌やサイトが存在するから、
そういうのを読んでみてもいいかもしれない。
でも、
最終的には、
やっぱり直感に頼る。
なんかこう、
ほんわかと美味しい感じがする...
そんな雰囲気みたいなのに惹かれるのは、
人間の魅力と同じなのかもしれない...
と思ったりもする。
そんな私が、
知らない土地を旅するとき、
どうするか....
通りがかった店が素敵だと感じたら、
クチコミサイトを見てみる。
で、
ある程度、
クチコミが良ければ、
それで決定するという、
案外単純なパターンである。
これで、失敗したことは、
ほとんどない。
五感を信じる。
私の「美味しい」センサーが
もっとも発揮する時である。
もっとも...
私が美味しい...と思う店は、
いつも、
3番手や4番手であって、
なぜか、
クチコミ第１位とは、
今ひとつ相性が悪いあたり、
私の「美味しい」センサーが
いかがなもんなのかと
その信憑性が問われるのかもしれないけど...
ある日の...ビステッカ。
「旅行行く時にはタウン情報誌、買う？」
→ 見たりはするけど、買わない派...
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