上達への近道。 | ヴァイオリン弾き“きゅうちゃん”のひとりごと〜清岡優子's blog〜
前回のブログ更新から、早くも3週間が……ガーン
はーぴーはろうぃんハロウィン


昨夜、藝大フィルハーモニアの定期演奏会を終え、ちょっと一息。
打ち上げをして、終電で帰宅。
普段は小学生のように早く寝てしまう生活なので、本日は全く使い物にならないワタクシです

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今回の公演を通して感じたことをちょっとメモ

オーケストラは、様々な奏法や感性を持ったプレーヤーが集まってできた団体。
もしかしたら弦楽器は、ソロで弾くよりもオーケストラの方が他人の音に隠れてラクできると思っている人もいるかもしれない……

でも、一人一人が最大限の努力をし最高のパフォーマンスをしたら、それはもう、無限大の可能性が広がる最高の芸術になる。
それがオーケストラの醍醐味だと思うし、私はそれを極めたくて、プロのオーケストラプレーヤーになったと言っても過言ではありませんプンプン

全てのプレーヤーが全員同じ意識で音楽と向き合っているかというと残念ながらわからないけれど、少なくとも今回は、藝大フィルハーモニアにとって、大きな一歩になったのではと感じています

オール・バルトーク・プログラム、楽しかった!!
今も頭の中をバルトークがぐーるぐる





少し前になりますが、今年も、日本クラシック音楽コンクール東京地区本選の審査をしてきましたメモ


小学生~一般の部の審査でしたが、昨年に増して、小学生の演奏が早熟しているのに驚きました。
大人顔負けのテクニックで弾けるお子さんが続出びっくり
すごいことです。
しかしその反面、いわゆる「こどもらしい演奏」はほとんど聴けなくなりましたショボーン


緊張して頭真っ白になってしまう子がいたって良い。
気の向くままにのびのび弾いて、枠からはみ出してしまう子がいたって良い。
年齢相応の曲を弾ければ良い。


私はそういう価値観です。

もちろんコンクールごとの性質によりますが、日本クラシック音楽コンクールは、他人との比較ではなく、個々の演奏を評価するという珍しいコンクール。
だからこそ私は毎年、「良いとこ探し」を楽しみに審査し、講評を書いています。
そして、受験者のみなさんの演奏から、私も学ばせていただくことがたくさんです照れ

音楽教師は職業柄、直すべきところが先に耳についてしまうのだとは思うけれど、良いとこ探しが上手な審査員に私はなりたいし、そういう審査員が増えてくれれば、コンクールで音楽が嫌いになってしまうこどもも減るんじゃないかな?って思っていますニコニコ


しかしやはりコンクール。
合格・不合格という結果は出さなければなりません。
悔しい思いもあったかもしれませんが、その気持ちをバネに、次につなげていただけたら嬉しいです
ヒヨコ


そして特にコンクールは、上手な同年代の方々が一堂に会す、貴重な勉強の場です。
演奏が終わったら、なるべく他の方の演奏も聴き、自分の長所を探したり、逆に、自分にない部分を盗んだりして、どんどん吸収して行ってくださいね
ウインク
他人の演奏をしっかりと聴くのは、上達への一番の近道ですよ!


さて私も、クレープ食べて、頑張りますおねがい

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