OEKにお世話になってもう10年位経ちますが、エキストラとしてお邪魔すると、いつも団員の皆さんが明るい笑顔で迎えてくださる姿はずっと変わらず
「お世話になります!」
とご挨拶すると
「こちらこそ、よろしくね!」
とお返事が返ってきます
そして、演奏会が終わると必ず
「ありがとうございました!」
という言葉をいただくんです。
こちらこそ、一緒に弾かせていただいてありがとうございます、なのに
自分がエキストラの方をお迎えする立場の時、こんなに気持ちよく挨拶出来てるかな?とドキッとします。
多分……あんまりちゃんとご挨拶とお礼、出来てないんじゃないかな
反省
OEKは海外出身の団員さんもたくさんいらっしゃるので、日常のご挨拶が握手だったりもします。
なんか素敵だな。
そして何より、OEKでいつも心がジーンと来るのは、お辞儀。
コンサートの最初と最後に必ず、全員で立ってお辞儀をします
ステージにあがり、自分の場所に着いたら椅子に座らずに客席を向いて、全員が揃うまで待つんです。
そして、コンサートマスターの合図で、全員でお辞儀をする
これが、美しいんです
もうこの段階で、私の心は感動で鷲掴み。
終演の時は、コンサートマスターの合図で一斉にお辞儀をしたら、隣の人や首席の方と握手をしてから舞台袖に帰ります。
それがいつも、心に響くんです
「聴いてくださってありがとうございます」
という気持ちを一人一人が確かに持っているオーケストラ、素敵じゃありませんか?
これからもOEKのこの素晴らしい伝統から刺激をいただけますように。
そして、初心にかえる機会をいただける事に、心から感謝です
おしまい。