世界観episode98~自分に向き合うタイミングの大切さ(epi92-97の総括)

 

  

  

  前回は、

  HSS型HSPの

  HSS型HSPの私が縛られている

  「綺麗な心・嫉み厳禁」と

  それを誤魔化してきたこと

  について気づいたことを

  お話ししました。

    

 

   世界観episode97~「嫉み厳禁」と「酸っぱい葡萄」の自己防衛レトリック

  

   

 

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの私がここ最近

  気づいたこと、得た学びについて

  お伝えします。

 

  ちょうど高齢の母が

  不調になったこと、

  もう大好きだった祖母が

  この時期に亡くなってから

  10年以上経つこと、

  子供の日にはよく

  私が好きだった柏餅を

  父や母が買ってきてくれたことを

  思い出します。

 

  過去の起きた出来事自体、

  「事実」は変わらないのですが、

  そこに感じる「意味」や思い出を

  書き換えることは

  いくらでもできます。

 

  HSS型HSPの自己肯定感が

  低いことには、

  セルフイメージの低さが

  関係あります。

 

  HSS型HSPは、

  繊細なため過去の失敗したり

  意地悪をされたり陰口を叩かれたり

  批判されたりした

  嫌な記憶を反芻する癖があります。

 

  思考としてそもそもHSPは

  遺伝子の関係で

  セロトニンが少なめなこともあり、

  体質的に悲観的になりがちなのだ

  そうです。

 

  だからこそ用心深く慎重で

  危機に備えたりすることが

  できるのですが。。。

 

  要は諸刃の剣です。

 

  過去の嫌な記憶を反芻すると

  脳科学的にも嫌な記憶は強化されて

  いってしまいます。

 

  HSS型HSPがやってしまう

  過去の反芻作業を

  「より良い未来を迎えるため」に

  意味づけを変えること、

  というよりも、

  子供の頃に見落としていたこと・

  気づけなかった視点で

  振り返ることの大切さを

  弱ってきた母を見て

  しみじみ感じました。

 

  弱っていく母を見て

  自分の中に残っている

  ネガティブな感情を手放したいと

  思ったのです。

 

  HSS型HSPは、

  クーパー博士の著書によると、

  自分の本当の気持ちで

  自分に都合の悪いものほど

  巧みに自分を誤魔化す

  (そんなものはないと気づかせない)

  傾向があるそうです。

 

  私も本当にそうで、

  本の中の時田解説を読んで

  妙に納得しました。

  

  というのも、

  玉ねぎのように、

  入れ子のマトリョーシカのように

  後から後から、

  もう終わりかと思うと

  実はまだ中にあった。。。

  みたいなことを今なお経験しています。

 

  この向き合い作業のたび

  「これが私の本当の気持ち」と

  思っていたら、

  別の機会でした深掘りで

  その奥に実は

  さらにネガティブな気持ちを感じた

  一番の原因の記憶があったとか

  ここ最近ようやくゴールに

  近づいてきました。

 

  「ありのままの自分」を

  見つめることを諦めなかったおかげと

  向き合うことの大切さを

  気づかせてくれた人の

  おかげです。

 

  因みにこの自分を向き合う作業ですが、

  かなりキツかったです。

 

  「この嫌な腹黒い部分、

  平気?そんな私を認めてくれる???」

  自分チャレンジのようです。

 

  ここ最近など

  自分のエセさに思わず

  吐き気を催したほどです。

 

  ある方から

  「自分に向き合う作業はきついですよ。

   見たくない自分を見せられるし、

   そんな自分がいたのかと

   認めたくないことを認めることなので。

   これがつらくて嫌で

   無意識に

   向き合おうとしない方も

  いるんですよ〜」と言われました。

 

  全くその通りです。

 

  本当にここ最近の

  気づきはきつかったです。

 

  コーチングの佐藤先生からの

  学びできつさを受け止められる

  土台はできていることが大きかったです。

 

  いくら私が負けず嫌いで

  逃げるのは性に合わないが

  信条であっても

  やはり「本当に自分が変わりたい」

  と思わなければ

  「タイミング」は訪れなかったと思います。

 

  というのも、

  本質的なところへの向き合いは

  無意識のうちに逃げいたので。

 

  「本当に変わりたい

  自分らしい人生を歩みたい」と

  思っていると

  私の暗部をちょうど教えてくれる人に

  出会うことができたことも

  ありがたいタイミングでした。

 

  高齢の母からの

  人生最後のギフト的な気づきが

  もらえたことも

  大きかったです。

 

  タイミングが合わないと

  いくら気付けるものに出会えても

  生かすことはできません。

  

  昨年11月末に受けた

  ハワイの人生の設計図ワークショップの際に

  私は

  「ある」に目を向け  

  「当たり前だと思っているものの

  ”ありがたさ”に感謝する」が 

  全く理解できませんでした。

 

  尊敬する佐藤先生の言うことだから

  理解したいけれど

  全くピンと来なかったのです。

 

  多分佐藤先生でない人から

  同じことを言われたら「は??」

  となっていたと思います。

 

  困りあぐねた私は

  「当たり前と思えすぎて

   感謝の気持ちがわからないし

   当たり前をなぜ当たり前と

   思ってはいけないのですか?

   どうやったら

   思えるようになりますか」と

  佐藤先生に切々訴えました。

 

  そこは佐藤先生、 

  「タイミングもあるからね

  今無理してわかろうとしなくても

  わかる日は来るよ」

  と優しく諭してくれました。

 

  その後諸々の経験を通して

  この感謝の気持ちや

  当たり前の罠からは抜け出すことが

  できたように思います。

  HSS型HSPのコーチングでの学び3~私が自己肯定感を上げられなかった本当の理由

  

  先日受けたACの講義を

  アーカイブで見直している中で

  今回深く心に響いたことがあります。

  

  それは、

  「多くの人は

  ネガティブな感情を持ってはいけない

  ネガティブな感情が湧いた瞬間に

  『無かったこと』にして

  感情を無視して

  思考を優先させる」

 

  「無意識の働きとして

  完了していない

  ネガティブな感情がついている

  記憶を抑え込む、

 

  押さえ込まれた記憶を解決のために

  提示する

  

  守るために記憶を

  抑え込み続けることもある」

  

  ということです。

 

 

  そして、

  講師の由貴先生に

  受講時に私が言われたことも  

  今回思い出しました。

 

  「寝込んだり吐きそうになりながら

  自分の過去の記憶に向き合ったりして

  深掘りする」と

  由貴先生に伝えたところ、

  「そのタイミングが来たら

   浮かび上がるから

   そこまで無理する必要はないですよ。

   瘡蓋を剥いだら痛いのと同じですよ」

  と言われました。

 

  ・・・私、

  瘡蓋は剥ぎたくなる性分なので、

  これからも

  吐きそうになりながらも

  できるだけ自分に向き合おうと

  するとは思います。

 

  多分それが私にとっての

  タイミングなので。

 

  そこで気づきが得られ、

  吐きそうになる程

  自分の暗部に嫌さを見出すけれど

  それを受け入れられているので、

  おそらくこれが私にとっての

  「人生の学びのタイミング」なのだと

  思います。

 

 

  多くのHSS型HSPがずっと

  苦しめられている

  自分を縛る見えない鎖が

  まさにこの

  「嫌な記憶にまつわる

   ネガティブな感情」です。

 

  そして、

  思い出したくない場合は、

  繊細な自分が傷つかないように、

  立ち上がれなくならないように

  無意識が働き自分を守るように

  できています。

 

  昨日お話しした

  「酸っぱい葡萄の自己防衛」の

  話も根っこにあるものは

  この由貴先生の無意識の話と

  同じものです。

  世界観episode97~「嫉み厳禁」と「酸っぱい葡萄」の自己防衛レトリック

  

  そうはいっても

  HSS型HSPを縛る根本的な

  問題にはいつかは

  向き合う日はやってくると

  思います。

 

  大体人生の課題は逃げると

  さらにヘビーになって

  向き合ってクリアするまで

  追いかけてくるので。。。

 

  私がそうでした。

  苦手。。。と思って避けていたタイプや

  本当は私のやりたい道とは

  違うけれど

  それなりにやりがいもあるし

  自己保身と世間体のために

  続けていた仕事を辞めることに

  なりました。

 

  いわゆる強制終了状態です。

 

  前職最後に出会い

  課題に向き合う機会をくれた

  ”苦手”だった上司や諸々の人々に

  今では感謝しています。

 

  その経験があったからこそ

  コーチングの佐藤先生に出会い、

  色々な人に出会えて

  少しずつ「本当の自分」に近づいた

  今があります。

 

  タイミングは

  本当に大切だと思います。

 

  そして、

  タイミングが来た時に

  気付けるように助けてくれる

  人の縁に恵まれたことの

  ありがたさをしみじみ感じます。

 

  記憶は書き換えられます。

  

  前職で環境や人に合わなくて

  ストレスから適応障害になったおかげで

  前職にしがみつくことを

  やめられたし、

  今の私になる機会がもらえたからです。

 

  

  HSS型HSPは

  感受性豊かなので

  つらい記憶や嫌な記憶には

  向き合うと受けるダメージが

  大きいため

  無意識に避けて向き合えないことが

  あります。

 

  私もそうでした。

 

  ですが、

  私自身の経験を振り返って

  きつかったけれど

  クーパー博士の言うように

  自分に向き合い、

  ありのままの自分を受け入れることは

  本当にHSS型HSPが幸せな人生を

  歩んでいくためには

  大切です。

  

  タイミングが来たら

  キツくてもその先にある

  呪縛や窮屈さからの解放を思い、

  逃げずに向き合っていく

  HSS型HSPが増えることを

  祈ってやみません。

  

  人生は長いようで短く、

  短いようで長いので、

  焦らず、タイミングは逃さず、

  タイミングに繋がるような

  人との出会いやつながりを

  大切にしていってほしいと思います。

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

     

  明日は、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。