HSS型HSPの日常・HSS型HSPと純粋HSPとの違い

 

 

  

  

  前回は、

  HSS型HSPの

  Twitterで紹介した

  たまに深読みしすぎて

  間違えることもあるが、

  鋭い感覚処理感受性により

  嘘や欺瞞を見抜き、

  怪しい人を見抜く能力について

  お話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・HSS型HSPが内蔵する高性能危機管理システム)

  

   

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、  

  同じ内向型「繊細さん」である

  HSS型HSPと純粋HSPとの

  違いについてお話しします。

 

 

   

 

 

  

   

 

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  これは、

  以前Twitterで

  発信したことがあるお話です。

 

  よくHSPの4分割図や情報を見て

  HSEはHSPではないと

  思っている方も

  いらっしゃいますが、

  実はそうではなく、

  HSEは「外交型」の繊細さんで、

  それを含めて「HSP」繊細さんんが

  形成されます。

 

  そういう意味も含めて

  ここでの表記を世に言う

  一般的な表記HSP=純粋HSPと

  捉えていただけると

  わかりやすいかもしれません。

 

  先日のHSS型HSPとHSS型HSEとの

  違いについてお話しした際、

  同じ「内向型繊細さん」でありながら、

  HSS型HSPと純粋HSPの方との

  親和性の少なさについて

  お話ししました。

 

  HSS型HSPの日常・近くて遠い内向型HSS型HSPと外交型HSS型HSE

  

  

  今回はその点をもう少しわかりやすく

  お話しします。

 

  というのも、

  HSS型HSPが自分をHSPだと

  気づかない理由が

  この点にあるからです。

 

  世の中の情報化のおかげで

  色々繊細さん、HSPの情報に

  触れる機会が圧倒的に

  増えてきました。

  

  そしてそれを見るたびに、

  「音・光・臭いに敏感」は分かる。

  「人の気持ちを考えすぎる」

   ・・・これもわかる。

  「人を自分より優先しすぎる」

   ・・・よくやる。。。

 

  そしてしばらく特徴を読みながら 

  ハタと思うのです。

 

  「いや、自分そこまで

   メンタル弱くない。

   強気だし、武闘派なところあるし

   相手の気持ちに寄り添いすぎて

   一緒に泣くなんてこともない。。。

   下手したら

   繊細で泣くだけの人の気持ち、

   わからない。。。

   (この点は割HSS型HSPと

    純粋HSPとが大きく違う点かも

    しれません。

    HSS型HSPの方が

    HSS型因子のおかげで

    現実により向き合う、現実対処型の

    リアリストな気がします。

    世の中をより良くしたい、

    変革したいという思いが強い傾向に

    あるようですので。

    変革・改革は

    優しいだけでは成し遂げられないので。

    もちろん

    人によりHSP部分の多さは差が  

    あります。)

   改善しようと向かわないと

   変わらないよね。。。

   ワクワクを求めて

   そう言えば結構

   向こう見ずな行動してたりする。

   心配性で落ち込みやすいけど

   人より大胆になれるし、

   行動力もある。。。」

   

  そして、

  HSS型HSPの中には

  純粋HSPの繊細さを息苦しく

  感じることがあります。

  同じ内向型繊細なのですが、

  事態に立ち向かおう、

  より良くなろうという

  自分の理想に向かっていく気質が

  HSS型HSPにはあるので。

 

  痛みは泣いているだけでは

  収まらない、

  根治治療や、

  環境を変えていこう!

  そう思ってしまうのです。

  HSS型の「抑えられることを嫌う」

  脱抑制の特性もこのことに

  関係があると思います。

 

  純粋HSPを否定する訳では

  ないけれど、

  それでも分かりきれない、

  そんな気持ちを持っている

  HSS型HSPの方が多い気が

  Twitterの交流を通して気づきました。

 

  それに、

  HSS型HSP自体が

  「繊細、繊細」と世間から腫れ物のように

  扱われることを嫌う傾向が

  強いからです。

  

  私自身もそうです。

  おそらく  

  「世間から面倒臭がられる」のが嫌、

  「自分はそこまで弱い人間じゃない」

  という思いが強いからではないでしょうか。

 

  そして、

  語弊を恐れずに言うと、

  全員とは言いませんが、

  一部のHSPの方による世の中への

  心象の悪さから

  余計「そこまで繊細じゃない」、

  「コミュニケーション能力もちゃんとあるし」と

  と同一視されたくない気持ちと

  HSPであることにネガティブな

  印象を強くさせ、

  自分がHSPであることを

  言い出せなくさせたことに

  同族嫌悪にも通じる複雑な思い、

  忸怩たる思いを

  HSS型HSPは抱えているようにも

  感じるのです。

 

  そう思うのも仕方がない部分も

  あると思うのです。

 

  HSPは基本気質なので

  病気ではなく、

  私含め基本はネット等での自己診断に

  よります。

 

  つまり、圧倒的大多数が「自称」HSP。

  このため、

  DOESの4要件を全て満たさなくても

  巷にあるHSP

  自分はHSPであると

  思っている方もいらっしゃるように

  思えます。

 

  それはそれで仕方がないし、

  ある意味避けられないことだと思います。

  このネットでの手軽?な自己診断や

  情報普及のおかげで

  自分の気質に気づかず悩んでいる

  多くの人が救われているので、

  こちらの功績に目を向けることの方が

  大切だと思います。

  

  HSPの方の中には

  繊細さを盾に特別配慮を求めたり

  仕事を拒否する方がいらっしゃる

  ようです。

 

  環境等への要望自体を否定する気持ちは

  全くありません。

 

  環境が合わない場合の配慮は

  私もあるとありがたいと思います。

  

  私自身、静かな環境等

  求めても叶えられることは

  全くなく、苦しみ、

  ひたすら我慢し働いた25年でした。

 

  

  要望も言い方によるとは思います。

 

  私も仕事の環境への

  配慮がある方が能力をより活かせるので

  ある意味合理的だし、

  組織にとっても利益が

  大きいと考えています。

 

  何よりあわない環境で心を病み、

  退職されるHSPの方の多さを

  Twitterで知り、

  私同様の悩みを抱えるHSPの多さに

  悲しくなりました。

   

  ですが、現実的な問題として

  世の中は繊細さを理解できない人が80%。

  このため言い方によっては

  「わがまま」「ずるい」と

  捉えられることもあります。

    

  もちろん純粋に

  自分の気質を盾に配慮が必要だと、

  相手を攻撃して自分の要求を通そうと

  されている方も

  中にはいらっしゃるとは思います。

  (言われる側の印象だけではなく。

   本人はHSPだと思い込んでいるだけの

   場合は、押しも強いので)

 

 

  それにそもそも本当にHSPの人なら

  声高にそう言う主張ができず

  苦しんでいる方が多いと思います。

  人の気持ちを汲みすぎて

  自分が我慢する方を選びがちなので。。。

 

  今はまだHSPのことを

  知られる途中過程。

  

  HSPの概念自体がまだまだ

  知られていないため、

  その辛さは理解してもらえ辛いのが

  現実です。

  逆に中途半端な理解により

  HSPへの偏見を持つ方もあります。

 

  こういう状況の中、

  この辺りの「伝え方」は本当に

  難しいところだと思います。

 

  より社会に適応するのが得意な

  HSS型HSPにとり、

  この辺りの問題が少しずつ

  減っていくことが

  生きやすくなることに

  つながるのではないかと

  思っています。

 

  HSS型HSPは、

  細かく気づき、

  物事の本質をつくのが得意、

  工夫して改良するのが大好き、

  人の役に立つのが好き、

  より合理的に無駄を省き

  みんなが楽になるよう改革するの大好き、

  そんな熱意と才能を持っています。

  

  社会の中で

  6%の少数派なので、

  少数派だからこその悩みを持っています。

 

  少しずつその悩みが減っていくことを

  心から願っています。

 

  悩みが減る環境になると、

  「ありのままの自分」を

  認めやすくなるからです。

 

  これこそがHSS型HSPにとり

  一番大切な点だからです。

  

  「ありのままの自分を認めること」

  「人との比較で

   『自分のできていないところ』

   にばかり目を向け

   自己嫌悪と自己否定するのではなく、

   今の自分を認めた上で

   『より良い、ありたい自分』に

   変わっていきたい」

   

  そんな思いから私は

  コーチングを今学んでいます。

 

 

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

 

     

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。

  

 

  HSS型HSPの日常・HSS型HSPの繊細さゆえのよくある苦労