子育てや人間関係に悩み
不安と自己嫌悪の毎日から
自分も家族もご機嫌な人生に


あなたの人生は
あなたのもの


生きづらさを手放して
自分らしさを手に入れる
しあわせになる
こころの仕組み


[神奈川/全国]
けづかゆうこ

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♦︎こころエデュケーショナルサポート所属
♦︎心理カウンセラー


イライラから解放され
自分も子どもも笑顔に変わる

『ディープマスター講座』講師

 

 

前回は

母との幼少期のことをお話しました。

 

悲しそうな母が

どこかへ行ってしまう気がして

不安でいっぱいの毎日を

過ごしていました。

⬇️

 

​ 


 

小学生になると

夫婦喧嘩は一層と激しくなり

母は

兄と私に向き合う余裕が

次第に無くなっていきました。

 

 

学校でこんなことされた…と泣けば

「泣くんじゃない」

と怒られる

 

 

犬に追いかけられて

傷だらけで帰って来ても

「何やってるの!!」

と叱られる

 

 

嬉しいことがあっても

「そのくらいで調子に乗るな」

と言わんばかりに

褒めてくれることもない。

 

 

私のこころや身体に

優しく触れてくれることも

「そうなんだね」と

気持ちを受け止めてくれることも

ほとんどありませんでした。

 

 

何をしても

何を話しても

否定される毎日

 

 

「お母さん、あのね…」

 

 

いつしかその言葉を

飲み込むようになっていきました。 

 

 

 

 

 

小学校高学年になると

 

どこに地雷があるか分からない父

自分のことで精一杯の母

 

 

両方の

顔色を伺い

空気を読み

家庭のバランスを取るようになりました。

 

 

 

少しでも不穏な空気になると

 

 

子どもの頭で

精一杯考えて

 

 

父の機嫌を取ったり

母を喜ばせようとしたり…

 

 

喧嘩が起きないように

家族が壊れてしまわないように

いつもアンテナをはって

こころが休まることはありませんでした。

 

 

 

6年生のとき

それまで見たこともない程の

激しい大喧嘩がありました。

 

「もうやめて…」

 

泣きながら

必死に訴えても

 

 

「子どもは黙ってなさい!!」

 

 

と振り払われ

怒鳴り合いを続ける父と母。

 

 

 

このままでは

お母さんが死んでしまう

また居なくなるかもしれない

家族が壊れてしまう

 

 

本気でそう思うくらい

激しいケンカで

怖くて怖くて・・・

 

 

 

 

 

自分の手には負えなくなった私は

 


「おばあちゃん助けて!!」

 


遠くに住む

母方の祖母に

泣きながら電話をかけました。

 

 

「すぐ行くから!

 大丈夫だからね!

 待ってるんだよ!」

 

 

私にとって

唯一の拠り所だった

無条件の優しさをくれる祖母の声に

「これで何とかなる…」

ホッとしたのを覚えています。

 

 

 

「おばあちゃんがくるから!」

 

 

これを言えばケンカが終わる

そう思いました。

 

小学生の私が考える

最善の方法だと思ったのです。

 

 

 

でも

返ってきた言葉は

 

 

「余計なことするな!!

 私が怒られる!!!」

 

 

 

私は祖母に電話をかけて

 

「やっぱり来なくていい…」

 

そう言って電話を切りました。

 

 

「本当に大丈夫なの?」

優しい祖母の声に

 

「大丈夫じゃない!」

「おばあちゃんのところに行きたい!」

 

と言いたかった・・・

 

 

でも私は

そう言うことも

家から離れることも

できなかったのです。

 

 

私のする事は迷惑なんだ

私の気持ちは

何一つ受け入れてもらえないんだ

その思いが固くなった瞬間でした。

 

 

 

誰かに頼ることもできず

自分の気持ちに

ぴったりと蓋をして

こころの内を

誰にも見せなくなっていくのでした。

 

 
そんな中で育っていくうち
段々と

「小さい大人」として振る舞うように・・・




次回に続きます。




お読みいただき

ありがとうございましたニコニコ