ラス・ハリスさんの著書
「幸福になりたいなら
幸福になろうとしてはいけない」
この本をベースに
ACTを落とし込み
必要な方へ届けたいと
テキストを作り講座をはじめて
本当にたくさんの方が受けてくださって
思い入れのある心理学。
最後の昨日は
ACTの勉強会のパワポも
画面共有しながら
ACT療法の全体性や
身につけられること
苦を生む2つのコントロールや
内側から変わる6つのテクニックを
お伝えしていきました。
幸せになりたいと願いながら
どれだけ頑張っても
掴めることのなかった幸せ。
頑張れば頑張るほど遠ざかっていく
その仕組みや
自分の考えと思い込んでいた
頭を流れる「思考」との付き合い方
思考に囚われると苦しくなる
そのカラクリなど
これまでの「なんで?」が
スッキリ分かる心の仕組みを
前半の1時間半でお伝していると
みんな画面越しに
すごく真剣に聞いてくださっているのが
伝わってきて
それぞれに気づきある時間に
なられたかなっと感じました。
少し休憩をはさみ
後半は、たっぷり時間を取って
「価値」を明確にする
ワークの時間に。
私たちは、なぜここにいるのか?
何を望み、どう生きたいのか?
こういった深い部分を考える機会は
普段の生活の中ではなかなか無く
仕事が...
ダンナが...
子どもが...
親が...
友達が...
あの人が...
時間が...
お金が...
あれがこれが...
と、つい言ってしまう
不平不満や愚痴も
なぜ出てくるのか?
それは、
自分の価値が明確になっていないから。
不平不満や愚痴が多い人に限り
「じゃ、どうしたいの?」
「何を望んでいるの?」っと聞くと
何も出てこなかったりするもの。
だからこそ、自分と向き合い
掘り下げていくようなワークを
取り組むような時間が大事で、
だけど、そういうのって
一人ではなかなかやらなかったりするから
昨日は、時間を取って
みんなでワークをやってみました。
私も、生きづらく不安でいっぱいだった
うつやパニックの頃は
いつも不平不満や愚痴ばかりで
だからといって、どうしたいかなど
自分の望みは分からなくて...
人生の迷子のような状態で
他者に振り回され
自分がなくて...
結果それが一番辛かった。
ACTを落とし込みたくて
取り掛かるも
一番苦戦したのが
この「価値の明確化」で
ワークをやっても何も書けなくて
どう答えるのが正解なんだろう?っと
「正解」を外に探すようなこともあって
書けないこと、出てこないことは
苦しかったけど
諦めずに何度も
時間を置いてワークを
自分に問いていくうちに
少しずつ少しずつ
書けるようになってきて
時間はかかったけど
(私は1年ぐらいかかった...)
今は、自分が心から望むこと
どう在りたいか
どんな人生を送りたいか
どんな人間関係を望み
どんなパートナーシップを築きたいか
明確になっていく中で
自然と不平不満や愚痴は無くなり
人の目が気になりすぎることが減り
人と比べるのではなく
自分はどうなのかと意識が変わり
人生の迷子だった私も
「人生のコンパス」を手に入れ
望むことに沿った
言動や行動を選べるようになって
”自分の人生”という
進む道が見えてきたように思います。
ニーチェの言葉にも
「汝立つ処深く掘れ
そこに必ず泉あり」
とあるように
みんな必ず
自分の内側にあるものだから
ACTの本を持っている方も
講座を受けてくれた方も
ナラティブセラピーのみんなも
一回やって終わりではなく
何度も何度も自分に問い
向き合い、掘り下げていけば
必ず見えてくるものがあると信じています。
そのためにも
思考との関りは大切で
思考に囚われたり
惑わされていては
靄の中にいるようで
何も見えないから
「脱フュージョン」で
自動的に流れる思考も
高次の視座から観察できるように
日々訓練していきましょう。
最後のクラスということで
もぐもぐタイムを提案させてもらって
最終回、終わってから
みんなでZoom越しにおひるごはん。
ナラティブセラピーの時は
ワークブックを進めるだけで
時間がいっぱいいっぱいだったから
お昼ごはん食べながら
6回共にした仲間と
他愛もない話をしたり
聞いてみたいことを質問したり
和気あいあいと
ほっこり楽しい時間に。
ひとまず、これをもって
継続クラスさんは終了になります。