ハンガリーの首都ブダペストから南西に約120km離れた場所に有る名陶Herend(ヘレンド)
発祥の地、その名もヘレンド村を訪ねた時の記録
ランチの後はヘレンドミュージアム
の見学です
ヘレンドの歴史と陶器のコレクションが見れます。
まずは、Herend
の歴史をちょっとお勉強
1826年に創設されたヘレンド。
2代目のフィシェル・モールの時代にハンガリー貴族の間でその名が知られるようになります。
それは、貴族たちが自分が収集していたヨーロッパの名窯(マイセン・ウィーン・セーブル等)の補充品作成を彼に依頼し、彼がこうした名窯の持つスタイルや技法に独自の趣味・趣向を凝らした素晴らしい補充品を制作したからでした。
これをきっかけにヘレンドは大衆向けの日用品では無く、ハンドメイドによる高級な特注磁器のみを作成する工房となりました。
そして1851年のロンドン万国博覧会への出品で英国ヴィクトリア女王の名声を得てその存在をヨーロッパの王侯貴族に知らしめることとなります。
(工場見学の記事 でご紹介したように、ヴィクトリア女王の目に留まったのがヴィクトリアシリーズ
です。)
1864年には中央ヨーロッパで2番目に古い歴史を持つウィーン帝室磁器製作所が閉窯。
これが大きな契機となり、芸術品の製作を専門とするヘレンドの顧客層が拡大していきました。
(また、このウィーン窯の閉鎖によりフランツ・ヨーゼフの命で、「ウィーンの薔薇」をヘレンドが継承しました。)
1867年のオーストリア・ハンガリー二重帝国の成立後は宮廷からの注文も大きく伸び、1872年には皇室・王室御用達の称号を得るに至ります。
19世紀の各国万国博覧会に出品されたヘレンドの独特のシノワズリは多くの賞を獲得し、現在まで約150年に渡り愛され続けるブランドへと発展していきました。
ミュージアム内は、シノワズリ展示室・特別注文の磁器展示室などに分かれて作品が展示されています。
少しですがミュージアムの素敵なコレクションをご紹介したいと思います。
期待していたよりも展示作品数は少なかったのですが、ヘレンドの華麗な作品を見てエナジーチャージが出来ました
最後にヘレンドの膨大な数のパターンがズラリと並んでいます
見たことの無いパターンが沢山有り眺めているだけでもワクワクしました
この中からお気に入りのパターンを見つけてファクトリーストアで購入する事に
選んだのはこちらのパターンサクスブーケ・ブルー
です。
(パターンの名前は書いていなかったので、後で確認しました。)
さて・・・、いったいお幾らするのでしょう

Herend
の工場見学、休館日等は
でご確認くださいね
http://herend.com/en/visiting-herend/information
Herend Kossuth Lajos utca 140. 8440 Hungary
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