髪の毛は黒髪であるべきか? | 中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

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2018年6月に妻と子ども4人を連れて大阪から沖縄に移住してきた自由人。心理カウンセラー。「あきらめる勇気」の著者。『元不登校YouTuberゆたぼん』のパパ!

生まれつき茶髪なのに
学校から黒く染めるように強要され、
精神的苦痛を受けた女子高生がいる。
http://bit.ly/2hj1vZP
 
この子は中学の頃から黒染めを強要され、
嫌な思いを繰り返してきた。

 
母親は「高校では同じ事がないように
配慮してほしい」と伝えていたが、
学校側は入学後1、2週間ごとに
黒染めをするように指導した。
 
さらに2年の2学期頃からは、
4日ごとに黒染めするよう指導した。
 
何度も黒染めを繰り返した事で、
この子の頭皮はかぶれ、
髪はボロボロになったという。
 
 
教諭からの中傷もあったそうだ。
 
 
この子の家は母子家庭であったが、
「母子家庭だから茶髪にしているのか」
などと言った。
 
指導の際に過呼吸で倒れ、
救急車で運ばれた事もあり、
茶髪を理由に文化祭や修学旅行に
参加させてもらえなかったそうだ。

 
やがて教諭から
「黒染めしないなら学校に来る必要はない」
と言われこの子は不登校になった。
 
高校側はこの子の名前を名簿から削除し、
他の生徒や保護者には「退学した」
と虚偽の説明をしていたというから、
もうメチャクチャだ。
 
 
「指導の名の下に行われたいじめだ」
 
 
この子はそう訴えているというが、
これはいじめでもあり、差別でもある。
 
そもそも生徒の事を本当に思っているなら、
まずは生徒の頭皮や髪に目を向けるはずだ。
 
この子の頭皮や髪をボロボロにしてまで
学校がしたかった事は何だろう?
 
まるで「みんなが黒髪なのに、
おまえ一人だけ違うのはおかしい!」

と言っているように聞こえてくる。

 
 
みんなと違う事は「悪」なのか?
 
 
自分が生まれ持ったものを「他人と違う」
という理由だけで無理やり変えさせようとする。
 

そんな教育がマトモであるはずがない。
 
そもそも誰だって自分の髪色を選んで
生まれてきたわけではないだろう。
 
それなのに「日本人は黒髪であるべき」
という偏った価値観に固執して、
人格まで否定するなんて異常すぎる。

 
 
いいかげん多様性を認めたらどうなんだ。
 
 
僕たちは生まれた時からそれぞれ違っていて、
その違いの中に自分らしさがあるはずだ。
 
だから、「みんなと違うからおかしい!」とか、
「みんなと違うから『悪』だ!」って考え方は、
もうヤメにしよう。
 
ひとりひとりが全然違っても、
別に何の問題もないのだから。