僕が教師に往復ビンタをくらった話 | 中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

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2018年6月に妻と子ども4人を連れて大阪から沖縄に移住してきた自由人。心理カウンセラー。「あきらめる勇気」の著者。『元不登校YouTuberゆたぼん』のパパ!

「絶対、おまえらの脳みそイカれてる!」
 

あの時、僕はマジでそう思った。
 

 
これは僕が小学4年生の時の話。
 
ある日、忘れ物をしてしまった僕は、
教師に「前に出てこい」と怒鳴られた。
 
僕を含め、4人の子が忘れ物をして、
みんなの見ている前で整列させられ、
順番に往復ビンタをくらわされたのだ。

 
一人目の子はそれで唇を切った。
二人目の子は鼻血が出た。
 
 
そして三人目は僕だ。
 
 
往復ビンタを十発以上くらい、
僕の目からは涙がこぼれ落ちそうになった。
 
僕は必死で涙を流さないように我慢し、
唇を噛みしめた。

 
すると教師がこう言った。
 
「なんや、その目は!
生意気な目ぇしやがって!」

 
そして更に往復ビンタをくらい、
僕の目からは涙がこぼれ落ちた。
 
 
悔しかった。悲しかった。
 
 
同時に口の中に違和感を覚えた。
その違和感の正体は「歯」だった。
 
特にグラグラしていたわけでもない乳歯が、
教師の往復ビンタにより取れてしまったのだ。
 
そして最後に残った子は、
あまりの恐怖に泣きながら土下座した。

 
小学4年生の男の子が、
みんなの見ている前でだ。
 
「先生、忘れ物してごめんなさい。
もうしません!もうしません!もうしません!」

 
その子は泣きながら必死で叫んだが、
教師は「アカン!おまえも見せしめじゃ!」
と言って必死で土下座するその子に、
往復ビンタをくらわせたのだ。
 
 
理由は、
「図工で使うハンガーを持って行くのを忘れた」
ただ、それだけだった。

 
 
「でも、それまでにも宿題しなかったり、
忘れ物をしてたからじゃないの?」
 
「一度も忘れ物してなかったら、
さすがにそこまでしないんじゃないの?」

 
そう言う人もいるかもしれない。
 
確かにそのとおりだ。
僕を含め4人とも忘れ物常習犯だった。
 
僕は宿題をやっていかない日が多かったし、
忘れ物もしょっちゅうしていた。
 
しかし、だからといって、
殴っていい理由になるのだろうか?
 
 
僕は思った。
 
 
これは明らかにおかしい。
どう考えても異常だ。

 
それまでの僕も
「忘れ物をするのは悪い事だ」
と思っていた。
 
宿題をしないのも「悪い事」と思っていた。
 
でもそれと同時に、
「なぜ、やりたくない事をやらせるのか」
という疑問も持っていた。

 
友だちとケンカをした時も、
「ケンカはいけない!」「暴力はいけない!」
と怒りながら殴ってくる教師の言葉にも、
常に疑問を感じていた。
 
教師の往復ビンタに納得がいかなかった僕は、
家に帰ってすぐ母親に報告した。
 
 
この話を聞いて母は大激怒!!!
 
 
すぐに教頭に手紙を書き、
次の日それを渡すように僕に言った。
 
僕の母もすぐに手を出す人だったから、
僕は母が怖かったが、
こういう時の母は実にたのもしかった。
 
しかし僕が驚いたのは、
ここからだ。

 
なんと!こんな事件があったにもかかわらず、
親に報告していたのは僕一人だけだったのだ。
 
さらに僕が母の書いた手紙を教頭に
渡しに行こうとしたら、
クラスの何人かの子たちが
僕を制止しようとしてきたのだ。
 
 
「おまえ、そんな手紙渡したら、
先生クビにされるかもしれんへんねんぞ!」
 
「そもそも殴られたんは、
忘れ物をしたおまえらが悪いねんから、
先生は悪くないやんけ!」

 
 
こいつら・・・本気で言ってんのか?
 
 
実はその教師の異常な行動は、
僕はよく目についていた。
 
体育の時間に走り高跳びの棒を振り回し、
男の子の顔面に当たった時も、
「おまえ、邪魔なんじゃ!」で終わり。
 
そしてその子も自分は何も悪くなく、
自分が目を腫らしているのに、
逆に教師に「すみません」謝る始末。

 
反対に他の子がその棒を片づけようとして
誰かの足に当たった時には、
「周りに気をつけて運ばんかい!」
といって教師が殴る蹴るの暴行。
 
 
 
異常だ!
 
異常だ!!
 
異常だ!!!

 
 
 
そんな教師のおかしな行動に対して
何の疑問も持たずに、
僕の行動を制止しようとする奴らを見て、
僕はこう思った。
 
 
絶対おまえらの脳みそイカれてる!
 
 
僕はそいつらを無視して、
母からの手紙を教頭に渡しにいった。
 
しかしそこでまたまた驚くべき事が起こり、
僕はホントに空いた口が塞がらなくなったのだ。

 
少し長くなってしまったので、
続きはまた明日!

⇒ 僕が教師に往復ビンタをくらった話パート2
 
 
言っておきますが、
これは決して作り話なんかではなく、
実際の僕自身の体験談です。
 
この事件は僕にとってかなり衝撃的でした。
母も今でも覚えているくらいです。
 
そして僕はこの話を書いて自分が悔しかったとか、
悲しかったとかを言いたいわけじゃない。

 

「そんな事じゃないんだ!」って事、
また明日、書こうと思います。