あきらめが苦手な日本人 | 中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

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中村幸也のブログ

2018年6月に妻と子ども4人を連れて大阪から沖縄に移住してきた自由人。心理カウンセラー。「あきらめる勇気」の著者。『元不登校YouTuberゆたぼん』のパパ!

僕たちの多くは幼い頃から親や教師から、
「あきらめないで努力しろ!」
「あきらめないで頑張れ!」と言われて、
洗脳されて育ちました。
 
だから日本人の多くがあきらめが苦手で、
理由がわからなまま盲目的に、
「あきらめる事は悪い事だ」と
思い込んでいます。
 
しかし心を切り替えたりする際には、
「これまでの自分をあきらめる」
という行為が重要になります。

 
この「あきらめる」というトレーニング不足で、
何かを決断する事ができなかったり、
必要以上に自信を失ったりしてしまうのです。
 
 
なぜ、日本人はあきらめが苦手なのか?
 
 
そもそも日本人は西洋人と違い、
農業が主体でした。
 
昔の西洋人は狩猟が主体の食文化だから、
周囲の獲物がいなくなってしまったら、
新たに狩りの場へと移動しなければなりません。
 
つまり「ここにいてはダメだ」とあきらめて、
早々に見切りをつける必要があったのです。

 
それに対して日本人は農業が主体だから、
土地を耕し種を蒔き、水をひき、稲をつくる。
 
先祖からの土地を守り、
ひとつの場所で努力して、
これまでの労力を無駄にしないように
一生懸命頑張って生き延びてきました。

 
 
狩りと農業は大きく違います。
 
 
狩りというのは努力が収穫に反映されますが、
農業はコツコツ努力し続けてようやく
秋の収穫へと繋がります。
 
獲物を追いかける必要がある狩りは、
獲物の逃げ足が速く
「捕まえられない」と判断したら、
あきらめる必要があります。
 
なぜなら、深追いしすぎると
エネルギーを消耗してしまうからです。

 
しかし農業は、
あきらめたらそこで終了です。
 
 
秋に収穫する事ができなくなります。
 
 
だから多くの日本人は楽をする為には、
先に苦しんで頑張ればならないと考え、
苦しみの先に楽があると考えます。
 
しかし時代は変わりました。
 
今はもう苦しみながら頑張っても、
その先に楽が待っているとは限りません。
 
それどころかブラック企業なども増えてきて、
頑張れば頑張るほど苦しむ事になります。
 
 
だからしっかりと見切りをつけよう。
 
 
これまでと同じ生き方が通用しないのなら、
自分の生き方そのものを変化させればいい。
 
みんなと同じように頑張るのではなく、
みんなと一緒に頑張るのでもなく、
自分が楽しく生きる為に頑張ればいいのです。

 
その為にも、あきらめるべき事はあきらめ、
上手に心を切り替えていきましょう。
 
たとえひとつの事をあきらめたからといって、
他の事まですべてあきらめる必要はないのだから。
 
 
楽しみながら生きていこうぜ!