僕たちはつい幸せになるのを後回しにし、
今ここにある幸せを見落としてしまいます。
しかし幸せを延期しても幸せはやってきません。
なぜなら幸せは今いる場所にあるものだから。
たとえば「学校を卒業したら幸せになれる」
と考える学生がいます。
しかし卒業したら、今度は
「就職したら幸せになれる」と考えます。
そして
昇進したら…
車を買ったら…
結婚したら…
子どもができたら…
マイホームを購入したら…
子どもが結婚したら…
孫ができたら…
ローンを払い終えたら…
退職したら…と。
こんなふうに幸せを先延ばしにしても、
永遠に幸せにはなれない。
すでに多くのものを持っているのに
「こうなったら幸せになれる」といった
“もっともっと”という願望はそうなった後も繰り返されます。
そしていつまでたっても満足できず、
幸せになれないでしょう。
だから欲しいものばかり思い浮かべずに
持っているものに意識を向けてみよう。
人生において幸せになる道はどこにもありません。
なぜなら人生において幸せこそが
僕たちが歩いている道なのだから。