夏の照りつけるような暑さとセミの鳴き声。
子どもの時のように目いっぱい遊ぶと、
なんだか懐かしい気持ちが蘇る。
そういえば子どもの頃はあの太陽とも仲良しで、
汗をかきながら全力で遊んでたっけ!
子どもたちにとっては、ほんの束の間の夏休み。
無尽蔵のスタミナを持ちながら走り回る子どもたち。
その姿は限界を感じさせない。
「遊ぼう!遊ぼう!」
子どもの世界へと誘ってくれる子どもたちに連れられ、
僕もその中へ入っていく。
1時間も子どもたちと遊ぶ事ができれば大したもんだ。
一瞬で運動不足も解消される。
遊びたい時に目いっぱい遊んで、
泣きたい時には大声で泣く。
自分の心に素直に従う子どもたちは、
ノイローゼとは無縁の世界にいるのだろう。
そんな子どもたちを見ていると僕は時に羨ましくなる。
大人になると世間体を気にして、
自分の表情を抑え込む時がある。
素直に感情を表に出さず、無関心を装ったり、
無理に平静を保とうしたりする。
自然な姿を隠そうとするから不自然になる。
だからこの夏の暑さの中で子どもたちと共に過ごし、
共に遊び、共に学べる時間はとても貴重だと思う。
それはまるで“大人の夏休みの宿題”のようだ。
大人になって忘れてしまった子どもの気持ちや、
大人になった今だからこそ、感じる気持ちを大切に、
この今という瞬間を楽しもう。
2度と戻る事のないこの瞬間の中にある
喜びも悲しみも嬉しさも淋しさも噛みしめながら♪