クルミとキャラメルのトゥルト 9月のプルミエパティスリー講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

9月のプルミエパティスリー講座では

 

クルミとキャラメルのトゥルトを作りました。

 

キャラメルソースにくるみをいっぱいに入れ

シュクレ生地に詰め、

 

 

 

 

上から再びシュクレ生地で蓋をします。

蓋のあるタルトのことをトゥルトtourte

といいます。

 

まだまだ暑いので、室温でキャラメルはきちんと固まるのか不安でしたが、

固まりはするものの、中心まできっちり行く前に試食の時間がきてしまい

 

中央だけだらりと流れ出た状態で召し上がっていただきました。

それもまたよし。

 

冷蔵庫できちんと固めてしまえば、あとは問題なく

冬場よりはぐんにゃり加減は強いものの、

おいしく食べました。

 

キャラメルは飲んでもいいくらい好きなので、

結局ちびちびと毎日食べ続けました。

 

おまけは

ポワトー地方のブロワイエ

broyé du Poitou

 

固めのサブレでブロワイエとは「砕いた」

というような意味合い。

げんこつで,真ん中をがん!とたたき割って食べます。

 

やってみたら、きれいに半分に割れてしまい・・・

なかなか味わい深く、たたき割るのは難しい。

 

小麦粉、バター、卵、砂糖、塩だけのシンプルな配合ですが、

残っていたピュアナチュールのバターで作ってみました。

当日はとくには何も思いませんでしたが、

しばらく冷蔵庫に放置(どうしても大好きなキャラメル入りトゥルトが先になってしまい)

2週間もたってからブロワイエに手を付けたら・・・

 

あれれ、なんていい香り!

バターが違うと、いつものサブレ類とはやっぱり違う香りが入り、

おいしいバターの力を知りました。

 

10月はマロンのガトーブルトンを作ります。