9月の料理認定講座1日目にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

塚本有紀のおいしいもの大好き!

フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

【丹波産ひよこ豆で、ファラフェル】

ファラフェルは中東の食べ物で、ひよこ豆や空豆を潰して、揚げたもの。

クミンやコリアンダー(パクチー)が香るコロッケみたいな食べものです。

 

まさかの丹波産のひよこ豆を使います。

農家民宿おかださん

で育ててらっしゃるひよこ豆を分けていただいたので、殻からはずすところからスタートし(楽しかったけど、けっこう地道に大変な作業!)、作ってみました

 

 

 

 

普通は20分以上かかる茹で時間も、たったの7〜8分。とても柔らかくなりました。

 

フードプロセッサーで回し、パクチー、クミンを加えて丸めて油で揚げます。

自家製ケチャップとヨーグルトソースを添えました。

 

おいし〜!!

私は日によってパクチーがおいしく食べられたり、食べられなかったり。

この日はとってもおいしく感じました。

やっぱりひよこ豆のおかげ!

 

心躍る、よい体験をさせていただきました!!

 

【うさぎのテリーヌ】

うさぎのシンプルテリーヌをご紹介。

 

もも肉を刻んで混ぜて、詰めて焼くだけ。

もうみなさんが、ぱっぱとやって下さいます👍

型はテリーヌ型ではなくて、バリエーションとしてグラタン皿でやってみました。

 

フランスのお店の売り場で見かけるのは、もっと巨大なサイズですが

平らだと、早く火が入る利点があります😊

 

プルーン詰めバージョンも。

 

 

【甘鯛のズッキーニの花包みロースト、のハズが!】

 

あまりに暑いので、夏と勘違いのまま

ズッキーニの花を注文

 

届いたらミニミニサイズ😱

どうしましょう〜💦

大きいのは初夏でないと、あるはずもなく。

 

たまたまテリーヌ用に網脂を用意してたので、

包んでロースト🤭

 

ハマグリの出汁でソースを作り

小さなズッキーニの花フリットも乗せて

なんとか完成しました。

 

違う料理になりましたが、

まぁ、いいでしょう!

 

 

 

【鳩のロースト、もも肉コンフィのクロケット添え】

ランド産の鳩をローストにしました。

 

なるべく柔らかくジューシーに仕上げるため、あばら骨や軟骨ごと胸肉をはずしてローストし、あとから身ををはずすという手法を取ります。

 

もも肉はコンフィにして、ほぐしてジャガイモのピュレでまとめてクロケットに。つまりコロッケです😋

 

もう一つ、添えのバリエーションとして

手羽のソーセージの具詰めもご紹介。

 

ソースもガラから取って、完成。

 

鳩はジューシーに、血が滴るように焼くのがお約束ですが、

みなさん、ほんとにおいしそうに焼けました! なんだか私がとても誇らしい気分です😊😊

 

合わせたのは、ロワールのブルグイユ

カベルネフラン種ですが、かなり濃縮感があり、

本日の鳩にとてもよく合いました!

 

今年の3月にテリアン先生にいただいて、大事に持ち帰ったワインです。

かつて訪問させていただいた思い出のブロー家のワインでもあります。

 

 

 

フロマージュ・ブランのシンプルなデザートですが、

底にはフランボワーズのクーリを敷き、

周りに沿わせたオリーヴ油にはヴァニラの香りをつけてあり、

じつはいろんな味が複層的に楽しめるデザートです。

 

 

【パッションミニスープ】

ちょっとしたお楽しみに、アヴァン・デセールとして

パッションのミニスープを作りました。

噛むと、じゅわっとパッションが弾け飛びます。

 

本日のチーズは

「トム・ド・サヴォワ」

トムというのは、アルプスやサヴォワ地方の山のチーズの総称です。

ほんとに絵に描いたような、いかにものチーズの表皮!

いかにもすぎて、まるで作り物のようです。

 

中は見かけによらず、マイルド。

おいしいチーズでした!