フランス的メロンの前菜 | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

 

【メロン・ポルトー】

フランスの夏の家庭の前菜に、

メロン🍈がぼんと1/4切れでてきて

びっくりした😳経験があります。

 

(やだ〜、常温においたら、デザートの頃にはぬるくなるじゃない!)

と思っていたら、それが前菜だったのです。

みんなそろってメロンに立ち向かう姿は、

日本の夏休みのスイカ🍉みたいで、

ちょっと楽しい思い出です😆

 

さて贅沢バージョンは、メロン・ポルトーmelon au porto

種のところをくり抜いて、ポルトーをどぼどぼ。

 

先日静岡のお方よりメロンを送っていただき、

半分はお客様と。

翌日は、たまたま冷蔵庫にポルトーが残っていることを思い出し、

一人でどぼどぼ。

結局のところ、半玉を一人で食べてしまったのでした。

昼間から、幸せ😆❤️

 

そうだ、授業でも!

とイタリア・マントヴァ産のメロン🍈を取り寄せました。

(ほんとはフランスのカヴァイヨン産が欲しいところ)

 

ポルトーをどぼどぼとそそいで、スプーンで掬って堪能。

 

まったく別のことで酒精強化ワインのミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズを買い、情報を検索していたら・・・

 

melon au muscat de Beaumes-de-Veniseのワードを発見。

つまりポルトーの替わりにミュスカを入れるということ。

これはやってみないと!!

 

1日目はメロンを掬って球にして、ミュスカをかけましたが、

2日目はもう、順番にみんなですくっては食べ、

「はい、2巡目いきます。スプーン洗って〜」

を繰り返し、堪能しました。

(アシスタントのさっちゃんには、最後もう飲んでいいよ〜と)

 

分かった事は、後半に行くごとに果肉が薄っぺらくなるので、結果的に口に入るワインが増えていき、

いっそうおいしくなるということ😋

 

どっちが好きかと言えば、私には今年初の静岡メロン+ポルトーがとてもおいしかったのですが、みなさんは、圧倒的にミュスカ推しでした。

 

ミュスカ(=マスカット種)とメロン(厳密にはカヴァイヨンのメロン)の組み合わせは、14世紀まで遡る、歴史的なマリアージュなのだそう。

 

今年はどっちも堪能できて、ほんとに幸せな夏でした。

メロン、ご馳走さまでした〜😊