夏鹿と仔羊 8月の料理認定講座1日目 | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

8月の料理認定講座は

まずは夏のアペリティフ、サングリアの白から!

 

【白サングリア】

サングリアといったら赤ワインで作るものですが、

なぜならsangriaとは、sangre(スペイン語で血)の派生語だから。

 

でも白ワインであっさり作っても美味しいのです

 

白ワインにグレープフルーツ果汁を絞り、

砂糖を加えて、

パイナップルやりんご、ライムにバナナを適当にカットして入れ、しばらく冷やしたら出来上がり。

 

完熟のバナナがよい仕事をします。

炭酸水で割っても

 

みなさんが、

「わぁ、美味しい〜、美味しい」

と一斉に。

笑顔がこぼれます

 

【トマトとバジルのマドレーヌ・サレ】

 

 

 

 

 

 

白ワインのおともに

トマトマドレーヌを。

 

オリーブ油をかけてコンフィにしたトマトを

バジル🌿も入れて。

 

ベーキングパウダーを使わないので、

メレンゲでふんわりさせます。

ただし、甘いものなら砂糖でメレンゲ強化できますが、

今回はサレなので、使えません。そんなときには乾燥卵白で強化。

なくてもできますが、あったほうがふんわりです😋

 

 

 

 

【鹿ロース肉のウイーン風カツレツ】

 


動画は生徒さん作のお皿からスタート!

今月の認定講座では、
蝦夷鹿でウィーン風のカツレツをつくりました。

ロース肉を薄くスライスしてたたき、
パン粉をつけ
バターと油でさっと揚げ焼きに。

本当は仔牛ですが、最近立て続けに仔牛をつかったので、
ちょっとかえて、夏鹿で。  

鹿の肉質は脂肪少なくあっさりなので、バターで油脂を補いながら焼くのがとてもよく合うと思います。

カツレツという日本語は
コトレットcôtelettes (骨付き背肉)から来ていて、つまりはロースのこと。
薄く伸ばしてパン粉をつけ
揚げ焼きにした料理が、有名なウイーン風カツレツです。

 

 

 

【仔羊のクルスティヨン プロヴァンス風】

 

仔羊をブリック生地に包んで

ピスタチオや松の実のファルスとともに

ロースト。

ブリック生地で包む料理は、

作るのも食べるのも楽しくて

大好きな料理を今月の認定講座にて。

 

夏といったら、これ!の

バイヤルディbayaldiは夏野菜を薄くスライスして、

順番に並べてオーヴンで焼いた料理です。

下にはパプリカのソース。

 

簡単、見映えもよくて、多用してしまいます

もともとはトルコの料理をもとに発展してきたものですが、

すっかりフランス夏の家庭料理の一品です。

 

添えたワインはコート・デュ・プロバンスのロゼ🍷

料理に合わせたというより、

夏に一回は飲んでおきたいロゼ! 

で選びました。

 

デザートは

【パイナップルのカルパッチョ】

 

パイナップルの薄いスライスをミントのシロップで煮て

 

マンゴーのクーリに浮かべ

レモンとタイムのソルベを添えて

胡椒とカルダモンをパラパラ

 

夏☀️のデザートに😋

 

夏は忙しいのです。

なぜなら今しかご紹介できない料理がいっぱいあるから!!

 

みなさんはほんとに大変だと思いますが、懸命に立ち向かってくださってます!