マルシェに行こう! | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

【マルシェに行こう!】

 

土曜日にもオープンしている7区のサックス・ブルトゥイユのマルシェに。

よい地域なので、よいものが集まります。

 

毎回テリアン先生が案内してくださり、「ここは信用できる。30年もやってる店」だとか「あっちよりこっちがいいんじゃないか」とか「これは新しい産物だ」なんてアドバイスをもらいながらの楽しいお買い物。

なんとフランス産のモリーユ茸を発見。

これは買いです!

 

同行の生徒さんからのリクエストで

イシビラメの牛乳ポシェturbot poche au laitがやりたいと、

ヒラメを買って来られました。

 

専用鍋turbotiereはもちろんないので、大きめフライパンで。

牛乳で湯浴みをさせて、

せーの!で引き上げ

皮をこそげます。

 

これは少し前にやっていた映画「ポトフ」にでてくる料理なのです。

大皿の周りには、認定講座でやったレモンの飾り切りを。

といっても、「カヌレナイフがないねぇ」と私が言ったら、

生徒さんが、なんとペティナイフで細かくギザギザを付けて輪切りに!

力作チュー

 

美味しいフランスのバターなら溶かしてかけるだけで十分においしいソースになります。

レモン汁も掛けて、ご馳走をいただきました。

 

ある日は

「モンサンミッシェルの仔羊プレ・サレが食べたい!」

とのリクエストも。

プレ・サレが買えるのは、バゲットグランプリのコミンの斜め前にあるお肉屋さんとは、前回チェック済。

私もやりかったのです爆  笑

 

買って来てもらうと、生徒さんが青い顔

「先生、あのう、ちょっとご相談が・・・」

どうされましたか?

 

「それがこれ、先生が思ってらした食材かどうか、こんなに大きいものなのか・・?」

出てきたのは2キロ越えのジゴ(もも肉)

大きさや部位は何も問題ありませんが・・??

 

しかし価格がなんと

106€!(17700円)

ひゃぁ〜〜びっくりガーン

 

びっくりですが、こんなときじゃないと食べられません!

ロゼのにんにくを棒状にして突っ込み、

ローストに。

 

どのくらい焼く?

手元にいっさいのレシピがない私。

「テリアン先生、何度で焼いたらいい?」

とすぐメール。答えをもらい、

「2kgだと1時間くらいですか?」

と聞いたら、怒られた!😳

「温度と焼き加減で見なさい!」

 

そう、これ、いつも私が認定講座の方々に言うことなのです。

「時間じゃないです。触って状態を確認して!!」

って😆

なんだか懐かしいこの感覚🤔

 

おかげでまずまずのロゼに焼き上がりました!

みんなでプレサレ堪能。

 

上等のチーズ屋さんにも、デパートにも入り浸り

もちろんスーパーもチェックして

「パリ・デザミ料理教室」に備えます。 今は何が旬? アパルトマンのキッチンの道具類なら何ができる? とずっと考えながら、見ています😊

 

ついでながら、次回用の食材の売り場もしっかりチェックしています。

 

ひっくり返るくらい高い食材も散見しますが

(たとえばノルウェー産スモークサーモンのブロックは、7000円ごえ。スコットランドならもっと高く、それが天然ならもっと! ほんの150g、お刺身ブロックくらいに見えるのに)

フランスも日本以上に物価が高く、

おまけに私たちにはレートも悪くて、つらいところです。

でもその分、みんなでめいっぱい楽しみ、堪能して、この体験を味わっていますラブ