今年のカカオハンターズのチョコ | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

今年のカカオハンターズのチョコをいただきました。

ディスカバリー#2 72%

5年振りの特別バージョンなのだそうです。

 

「コロンビア・アラウカ県の3品種とウイラ県の1品種をブレンド。

乾燥果実やナッツを思わせる濃厚な香りに、カカオ分72%とは思えない程のコクのある甘さ。

CACAO HUNTERSの好奇心と矜恃をこの1枚に詰めました。」

 

とサイトにあります。

 

さっそく教室でみなさんといただいてみました。

 

心地よい苦みが最初にきて、あとから酸味がだんだん強くなり、けっこう余韻が長く続きました。

たしかに72%という苦みです。おいしい〜爆  笑


ふっと思いましたが、こういうのってときどきありますが、なぜあとから酸味が来るのでしょう。
熱(体温)で酸味がたってくるから、あとから酸を感じるのか、

もともと酸はあったけど、苦みが消えたことで前にでてきた?
とか。

 

考え始めると、とても不思議な気がしますキョロキョロ
酸の余韻が長く続く理由も不思議です。

もしチョコがたくさんの酸を持つなら、どっと酸っぱくてもよいけどそうじゃなくて、

だんだん強くなり、徐々に弱くなってくる。

 

口の中で、何が起きてるのでしょう!
チョコレートってつくづく不思議な食べ物です。
 

くださったのは、毎年ヴァレンタインの頃だけ

カカオハンターズのチョコの販売を手伝っている方。

そんな感想をお伝えしたら、

 

チョコを作られた、カカオハンターズの小方真弓さんは

「先にナッティな香り→フルーティーな香りに変わるように作りました」

とこのチョコについておっしゃていたのだそうです。

 

たしかに途中で、香りは明らかに酸の芳香に変わります。

ということは、意図的にそうなるように設計されているということなので、

ますます何をどうやったら、そんなコントロールができるのか知りたい!

 

そもそもどういうシステムで、香りや味が移り変わるのかはてなマーク

とても興味深く思っています

 

後日

阪急のカカオハンターズの会場で、小方さんに聞いてみました。

 

・水分に溶ける芳香成分と油に溶ける成分だと水分(唾液)に溶けるほうが早く感じられる

・柑橘系の酸味は早く開き、ナッツやドライフルーツ系の酸味は後で開く

のだそう!

 

あれれ、逆では・・・!?

もう一回聞いてみてもらおうかしら。