1つ星の「ダム・ド・ピック」へ | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

【ラ・ダム・ド・ピックla Dame de Picへ】
南のほうのValenceという町に、メゾン・ピックという3☆星レストランがあって、ずいぶんと前にでかけました。
最近はアンヌ・ソフィー・ピックさんのお店はパリにもあって(ロンドンにも)、行ってみました。

 

 

イカ🦑のタリアテッレは下にマーマレード🍊が敷いてあり、スパイスの香るソースが周囲に。

三角形のは、栗の粉で作ったベルランゴ(こういう形の飴)を模したもので、レーヌ・ド・プレ(西洋夏雪草)のソース。

そして次のタラが秀逸に美味しい料理でした。ブロッコリのピュレを加えたすり身とともに葉っぱで巻き、ぎりぎりの火入れ。丁字とセージとケッパーの葉とケッパーの入ったソースがかけられます。
そもそも火の入ったタラをこんなふうにカットすることは不可能で(何回もやってみていますが・・😓)、「火が入ったか入らないかのところ」をピンポイントで狙うのでしょう。感動的なおいしさです!

メインはコルベール(青首マガモ)のピチヴィエ。パイ包みです。
サイドのラディッキオの下には、ピンク色のピュレが敷かれています。
「なんだか食べたことのある味・・」
ちょっと酸があって、でも強い味ではなく。
どうやらそれはローズヒップの実とザクロのよう。
(あとから材料店で、ローズヒップのピュレが売られているのを発見!)

〆にはチョコとりんごのデザートを取りました。

妹曰く
「予想の斜め上いく味ばかり!」 
たしかに知らない味とそれらの組み合わせで、
見ただけではどんな味か想像も付きません。
すべて上品に軽やかに。
本当に美味しく楽しいひとときでした!

タラの料理があまりにもおいしかったので、

明日の料理講座はここからインスピレーションを得て

作ってみます!