フムスと仔羊 7月のディプロム講座2日目 | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

2日目のアミューズは

【ひよこ豆のディップ、フムス】

 

今回のフランス家庭のお総菜シリーズではフムスを作りました。

フムスは世界のベジタリアンにも愛され、バリエーションがある「ひよこ豆のディップ」ですが、フランスではレバノンのがスタンダードと聞きました。歴史的な背景があって、フランスではレバノン料理が多いのです。

ひよこ豆を一晩水に浸け、

茹でて、潰し

茹で汁に、ゴマ油、ゴマペースト(本当はタヒーナというソース)、にんにく少しをすりおろして混ぜたら出来上がり!

 

バリエーションとして、コリアンダー(パクチー)とカイエンヌペッパーを混ぜたものも➃

 

ピタパンを添えるものですが、なかったので、厚めのパンを添えたら・・合わないこと、合わないこと! ちょっとびっくり。やっぱり次回はちゃんとピタパンを焼いてみようと思っています。

 

 

【ピサラディエール】

 

玉ねぎタルト、ピサラディエールpissaladière は、南仏ニースの名物で、あたりのパン屋さんに行けば、ずらっと並んでいます。

 

パン生地を伸ばし、

炒めた玉ねぎ🧅、

アンチョビ

ニースオリーブを

こんなふうに並べて

焼きます😋

 

ピサラディエールはニースに程近いイタリア🇮🇹のピザ🍕から来た名前…

ではなくて、ピサラpissalatという魚醤に由来するそうですが、いまはもうほぼほぼないみたい🤔

 

食べてみたいなぁ😆

アレンジ形として、

フルーツ🍅、ルッコラ、生ハムバージョンも作ってみました。

 

【仔羊のペルシヤード】

 

仔羊のカレ(骨付き背肉)をローストして

ペルシヤード(ペルシ🟰パセリ🌿)をマスタードで貼り付けて

もう一回オーブンへ。

 

優しく火を入れて

ロゼに焼き上げたら出来上がり!

 

骨からソースを作って添えます。

大変なのは、背骨を落とすこと😩

通常の授業では、私が先に落としてしまいますが、認定講座はやっぱりみなさんに自分でやってもらわねば!

 

ということで、しばし格闘です。

焼き上げの色は

「ロゼ」一択。

 

なかなか大変な一日でしたが、

「楽しかったです〜」

と生徒さん。

 

大物料理は、出来上がるとなかなかの達成感!

一つできることが増えるのは、嬉しいことです❤️

 

こちらは生徒さんの力作集!

 

 

【ビスキュイ・ド・ランスで作ったシャルロット】

Charlotte aux framboises aux bisucuits roses de Reims

 

 

シャンパーニュ地方ランスの名物ビスキュイ・ド・ランスは、ピンク色でかさかさっとしたビスキュイのこと。シャンパンに浸して食べることになっています。

 

普通に食べる分には、「さしておいしくもない・・」などとちょっと悪口を言う私ですが、でもこのお菓子を作るときには「どうしてもこれが要る。欲しい!」状態になってしまいます。

 

シャルロット型にフランボワーズのムースを流して、ビスキュイをはり、フランボワーズを飾ったら出来上がり!

 

授業では、「このビスキュイがないと再現できない」では困るので、ビスキュイ・キュイエールとセルクルで作る方法と、「ビスキュイ・ド・ランス」を焼くための型もあるよ、なんて説明をしました。

 

さて今回も、本当に暑い中、お疲れ様でした!!