「白いトリュフの宿る森」を見に行ってきました | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

 

待っていました〜。ようやく昨日出かけました。

 

美しい映画ではありますが、

ちょっと違っていた感じニヤリ

 

映画ではなくて、ドキュメンタリーです。

トリュフハンターのおじいさん達の人間模様、

おじいさんとその犬たちの物語が核なのですが、

 

取り巻く構造、強欲な人たちの存在、

(犬の毒殺さえもあるのだそうです)

ハンターから業者の手に渡るとほぼ3倍くらいに値段が跳ね上がる様(350gで550€だったものが、キロ単価で4500€に!)

などが、えがかれています。

 

ところで、

おじいさんたちが土を掘り、白トリュフを嗅ぐシーン、

闇業者とシェフが暗がりで取引のときに香りを嗅ぐシーン、

品評会で入れ替わり立ち替わり人々が鼻を近づけるシーンなどなど、

何度も何度も「トリュフを嗅ぐ」場面はでてきますが、

 

映像からは、ぐわんと登り立つようなトリュフのかぐわしい香り

は一度も立ち上ってきませんでした。

 

あれれ・・?あせる

 

うっとりするような、すぐにもレストランでトリュフ料理を注文したくなるような料理の映像もほぼありません。

 

うーん、なんだかあせる

 

途中から、どうやらこれは映画ではないようだと気づき、

 

(トリュフの香りを脳内再生して、浸る気まんまんなのに)私にはいっこうに香ってこず、

仕方が無いので、美しいイタリア・アルバの森の映像に浸りました。

 

後から見たパンフレットには

ドキュメンタリー映画監督賞受賞、とかtop5ドキュメンタリーとか、

ちゃんと「ドキュメンタリー」と書かれていました。

(もっとも、先に見ていても、きっと頭には入っていないと思われます)

勝手に、トリュフの見えない香りに浸りに行ったのは、私です。

 

行かれる方、

美しいけれど、(もちろん映画じゃないので、美しすぎることはなく)

映画ではありませんよ〜!