マーブルケーキ講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

今月のプルミエパティスリー講座では、

マーブルケーキを作りました。

 

クグロフを使い、ドロップを垂らしてみようと計画。

これでご案内したのですが、途中で、もうちょっと面白いのがいいなと思って、

 

グラサージュにドボン!と浸けて、全面を覆うスタイルに変更。

 

 

 

リアル授業の当日は、一応

「ドロップでもいいですよ〜」

と言ったら、

 

なんと、全員の生徒さんが「ドロップがいい!」びっくり

 

えー、私はてっきりドボンかと思い込んでおりました・・。

となると、生クリームが足りない爆  笑

そっと買いに行って、全員ドロップにしました。

 

じつはドボンよりも、ドロップのほうが

チョコの固さとタイミングを見計らうのがちょっと難しく、

授業として一緒にやるなら、ドロップを選択したほうが

たしかに賢いと思います。

(ドタバタしたので、写真は撮り忘れ・・・)

 

さてオンラインのほうは、ご要望を聞いてから

材料をお送りしていますが、

どちらかといえばドボンを選択された方のほうが多め。

 

ケーキはマーブルに焼いて、冷めないとグラサージュは掛けられません。

 

間に合わないので、1台先に焼いておき、

デモをして、焼いている間に

 

仕込みの一台でグラサージュの手順です。

しかし仕込みは1台!

そこで

 

ドボンとグラサージュをかけるデモをした後に、

 

ドロップを垂らすデモをして、

ダブルチョコレートにしました。

 

 

それぞれ別のグラサージュですが、ともにきちんと固めれば、フィルムにつかない程度まで

固くなるので、バレンタインの贈り物に使って頂けると

思います。

 

 

さてここからはオンラインの生徒さんが

作ったよとレポートを送って下さいましたラブラブ

 

 

 

 

なんと、メレンゲを入れ忘れてしまったそうですが、美味しく出来上がって、さっそく旦那さんが半分食べてしまわれたそう!

爆  笑

斬新なマーブル模様!

たぶんこれは白と黒をはっきり分けるほうのやり方ですね。

 

 

こちらはパウンド型で。

グラサージュがどのくらい要るのか確認してもらいました。

クグロフよりもちょっとで済むみたい。

なるほど表面積はパウンドのほうが小さそうです。

 

 

 

きれいなマーブル模様がでました!

 

私は今回、「写真用に!」と気合いを入れて切った場所が

何回やってもどうもあまり美しい箇所に当たらず、

細いクグロフ型でパウンドのようには

自在に模様を出すのはちょっと難しい

と知りました。

 

 

こちらもとっても素敵な模様です!

 

美しい仕上がりですが、次回もっときれいにマーブルを出したいそう!

今月もやっぱり熱視線ラブラブ

端正ですね。ライトを背景から当ててるみたない効果が!

 

 

 

みなさま、お疲れ様でした!!ラブラブ

マーブルケーキって、たわいないけれど、

みんながなんとかきれいな模様を出したくて、

 

やっぱりよいものです。

 

 

マーブルケーキといえば、

 

子供の頃、森山サチ子さんの

昭和47年初版

昭和58年35刷

のレシピ本「手作りの洋菓子・和菓子」で、

繰り返し、繰り返し焼いたのが

マーブルケーキ

 

何処を切っても、だいたい素敵な模様がでてくれて、

今から思えば何も分かっていず、やみくもでしたが、

とても楽しい思い出です。

 

家族が毎回おおげさに喜んでくれたなあ照れ

とか。今は亡き祖母に

「ゆきちゃん、また作ってくれるかぁ」

と、よく頼まれたなあ、とか。

(祖母は老人会に持って行ってた模様)

きっと「孫が作ったケーキ!」と言ってふるまっていたのでしょう。

 

おいしかったのかな?

今となってはもう分かりませんが、

しばし子供時代を懐かしく思い出しました。

 

誰かにとっての「繰り返し、繰り返し焼いたケーキ」

を1つでも作ることができたら、

嬉しいことだなあと思っています。