1月のキュイジーヌ・デザミ講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

塚本有紀のおいしいもの大好き!

フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

新年早々、キュイジーヌ・デザミ講座をスタート!

4日5日だというのに、たくさんの方が集まってくださり、新年会のようになりました。

 

前菜は茸のロワイヤルから。royaleはフランス料理の卵豆腐のようなものです。

マッシュルームとポルチーニの乾燥を使って、湯煎にかけて焼き固めました。うまみがたっぷりです。

 

 

主菜はアルザスのベッコフを作りました。

このテリーヌterrineで作って、このまま食卓へ。

テリーヌはもともとは型の名前で、この型で作った料理もテリーヌと呼ばれるようになりました。

日本のお鍋と同じかもしれません。そもそもは調理器具ですが、同時に料理の名前にもなっているのと同じ。

 

型に玉ねぎとポワローとともに、牛すね肉、豚肩肉、そして仔羊の背肉を入れます。

そしてまた玉ねぎとじゃがいもを入れて、マリネに使った白ワインとスパイスを入れて、パン生地を密閉してオーヴンに3時間。

 

かぱっと生地を外すと、ふわっと湯気が立ち上り、よい香りが!

生徒さんのお皿ですが、お肉3種とじゃがいもに、出汁のいっぱいでたブイヨンを回しかけて。

日本の料理のなかにはない味なので、最初はちょっとつかみどころがないように思われるかもしれませんが、慣れるとこれはかなりクセになる味です。簡単なのに、すごい!

ただし、お肉3つって、なんで?? どうしてアルザスの人はこの3つを組み合わせたかったのでしょう。長年聞いてみたいと

思っている疑問です。

 

デザートはちょっと組み立てのマロンのムースとチョコレートのケーキ。

コニャックでびちょびちょにしています。