コンフィでフルーツケーキ 9月の製菓連続講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

(続き)

 

さてもう一つは、フルーツケーキcake aux fruitsを作りました。

 

先日パリで、フォーションを通りがかりました。妹が小さい洋梨のコンフィを買ってみたいというので、(そんなにおいしいものじゃないけどね・・と心の中で思ったくせに *小さい洋梨はそうそう熟すものではないのでそもそも香りがないことが多く、香りがないものをコンフィにしたところで、おいしくなるはずがないのです。超かわいいのですが)、ついうかうかと私も買ってしまいました。

 

「そうだ、授業でフルーツケーキを作ればいいのだ!」

アンジェリカ、オレンジの皮、クレモンティンヌ、ドレンチェリー、アプリコットです。

とても高いものだと分かっているので、慎重に選びました。

ちなみにこれだけで4500円ほど! ひぃ〜〜。

 

ついでながら、小麦粉(じつは天ぷらの残り)と砂糖(ジャムの残り)も持ち帰ってきたので、使います。

小麦粉のtype55は灰分の量が高く、同じではありませんが日本でいうなら中力から強力粉に相当するので、がっしりめのパウンドケーキになります。砂糖は日本の普通のグラニュー糖と細粒グラニュー糖の間くらいの粒子の大きさです。

気分はフランス! で楽しく作りました。

 

今月のテーマはさしずめ「お茶の時間l'heure du the」

そろそろ焼き菓子が本当においしい時期がまたやってきて、うれしいことです。とても楽しい時間でした!