ガレット・デ・ロワ講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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ガレット・デ・ロワgalette de rois講座にて

(先週の話し)

今年は授業の日が思いのほか温かく、とても助かりました。

というのは、強い暖房をかけてしまうとフィユタージュのバターが溶けやすくなり、明らかに全員のできが悪くなるから。

今年は午前中スタートということもあり、それほど寒くもなく授業ができました。

 

授業では当日中にすべての工程を急いでやってしまうため、どうしても生地は膨らんでしまうのですが、それにしても今年はかなり大らかに上がり、暴れてしまいました!

本来ガレット・デ・ロワは、老若男女、お金持ちもそうでない人も平等に食べられるようにと、薄く(あまり膨らまないように)焼かなければならないのです。

上がれば喜ぶべきフィユタージュを、あまり上がらないようにしないといけないとは、、、ガレットはなかなか骨が折れる存在です。でも楽しい。

 

 

残り生地からはポン・ヌフpont neufを。

中央はシュー生地とカスタードクリームを同率で合わせたものを絞って焼きます。それでもシューのようにぷっと膨らみます。シュー生地ってすごい!と思います。

味は、ちょっとシュークリーム的なのかも。不思議なおいしさのお菓子です。

 

今年は夕方から京都であったガレット・デ・ロワ献上式に行かなければいけなかったため、みなさんにお願いして午前スタートにしていただきました。

というわけでお昼がわりのサンドイッチをお出ししました。

ちょっと和める時間が持てて(1年間の基礎講座の中で一番大変な授業なのです)、かつ陽のあるうちに焼き上げられるので、このやり方も悪くないかもしれません。

ご協力くださったみなさま、どうもありがとうございました!