5月の製菓連続講座にて
5月22日~25日
パイナップルのタルト・クレオール Tarte ananas creole
スタッフに
「こんな時期から夏向きのタルトなんて作ったら、本当に暑くなったら、メニューどうするのですか」
と言われつつ試作しはじめたパイナップルのタルトですが、授業が始まってみると体感は本当に初夏でぴったりとなりました。
パイナップルをバナナやパッションでローストし、同時に少し香りをいれます。
クレオールとは西インド諸島の旧フランス植民地に生まれたフランス人のことを指します。料理やお菓子の世界では、これらの島々の料理に影響を受けたものや、産物、たとえばバナナやパイナップルやラムやバニラを使ったもののことです。
パイナップルは単体でローストしても充分においしいものですが、ラムやバニラ、パッション、バナナなど南国の香りが入ると、なお一層おいしいものです。
最後にライムを散らすと、きゅっと香りが入って、なおさら南国の感じに。
もう一つのお菓子は、リエージュ風のワッフル gaufre liegeoise
フランスではワッフルのことをゴーフルと呼び、北部やフランドル地方のお菓子です。ベルギーのリエージュ風というと、がっしりと固めの食感のあるほうのワッフルです。
リエージュ風は単体で食べてもおいしくボリュームがあるので本来は不要なのですが、せっかくなので、チョコレート、赤いベリー、キャラメルのソースと果物をいろいろ添えてみました。
やりかけると熱中して、次はブリュッセル風をご紹介したいなあ・・、その次はリールにあるぐにゅっと柔らかいゴーフルも! などと思っています。