パリ・セヴェイユのベラヴェッカとシュトーレンを頂きました。
ベラヴェッカberaweckaとは、アルザスのクリスマスの食べ物で、パン生地に洋梨やいちじくやプルーン、レーズンなど、これでもかこれでもかというほどのドライフルーツとナッツを入れて、なまこ型に焼いたもの。パンというよりお菓子というより、ドライフルーツの集合体といったほうが正しいくらいなのです。パン生地にドライフルーツがたくさん入っているというより、ドライフルーツをつなぐためにパン生地が少し存在する、と私は思っています。
もとはイヴの真夜中のミサの前に食べるものだったようですが、現代はノエルの朝、あるいは新年の朝の食卓に添えられるものです。
とにかく豊かな味わい。
いよいよクリスマスが近づいてきたことを実感しつつ、お昼のあとの甘い時間を過ごしました。
さて私もクリスマスケーキを完成させねば、と思いつつ。