日曜日のお楽しみ。
料理基礎講座で残った(残した)エストラゴンを使って、オムレツ・オ・フィーヌ・ゼルブOmlette aux fines herbesを作りました。
フィーヌ・ゼルブfines herbesとは、直訳で「繊細な香草」
これはパセリやセルフィーユ、エストラゴン、シブレットなど、上品な香草を取り混ぜたもの。
ドレッシングやソース、オムレツにその題名が登場します。
エストラゴンやパセリを細かく刻んで卵に混ぜて、オムレツを焼いたらできあがり。
![$塚本有紀のおいしいもの大好き!](https://stat.ameba.jp/user_images/20110617/23/yukitsukamoto/1d/e5/j/t01800271_0180027111296787563.jpg?caw=800)
エストラゴン
オムレツ・オ・フィーヌ・ゼルブを食べるとき、いつも昔むかしパリのラデュレで食べたブランチのことが思い出されます。オペラのお店の、奥まった窓際のテーブルでのこと。
「これがパリのオムレツなのだ・・」
ハーブを混ぜただけでも、こんなにおいしく、かつお洒落なフランス料理になるなんて! フィーヌ・ゼルブって、大仰だけれど、なんて素敵な響き! それは素朴な感動でした。
わりと最近パリに行ったとき、シャンゼリゼのお店で再びオムレツを注文してみました。
「がし!」
ちっとも卵は柔らかくなく、「なんだかなあ・・」の味わい。追憶とは、つねに美しいものです。
超高い朝ご飯となりました。