日本の蜂蜜 あざみ | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

2010年12月

貴重な、国産の蜂蜜をいただきました。
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吉岡さんのはちみつ「あざみ」
(アルションwww.anjou.co.jpにて)

あざみの蜜だなんて、初めてです。
日本のどこに、一面に紫色のあざみが咲き乱れる草原があるのでしょうか。ミツバチが飛んでいる様を想像してみます。
いったいどんな味なのでしょう! 
嘗めてみると、強い個性はないものの、丸くてさわやかです。そしてどこかになんだか・・「根菜」の味が! おいものような、ゆり根のような、蓮根のような。
何だろうと一生懸命考えて、たどり着いたのが「アーティチョーク」
アーティチョークは朝鮮あざみの蕾のことで、花托の部分を剥いて茹でてから食べます。食べずに放っておくと、紫色の花びらが中心から咲きこぼれてきます。

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(左がアーティチョーク)
花粉にも、同系統の植物であるアーティチョークの味があってもおかしくはないのかもしれません。しかし私が感じたのは生ではなくて茹でたときの味ですから、なんだかとってつけたような感想に。
アーティチョークはあざみの一種だと知ってるから、そう思うのではないか・・・と言えばそうなのかも。否定はしきれないのですが、でもやっぱりあざみの蜂蜜はアーティチョークの味!