塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

フランス料理とお菓子の教室 アトリエ・イグレック Atelier [igrek]http://www.yukitsukamoto.com大阪中央区(心斎橋より徒歩10分)で教室を開いています。フランスの素材に触れてみませんか?お家でのおもてなしに使える料理やお菓子、パティスリーに並ぶスイーツやレストラン料理など、いろいろなフランスを欲張りな気持ちでご紹介しています。教室にはおいしいもの大好きな人がいっぱい、きっとお仲間が見つかります!  

開講講座一覧どうぞお気軽にご参加ください。
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【プルミエパティスリー講座】5月16日
料理講座:5月10日11日
お菓子上級5月23日24日25日

(定期講座も単発的にご参加いただけます)お問い合わせは
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【テリアンシェフの料理フェア】

今年も心斎橋ビストロダアンジュウで

料理フェア

 

生徒さんをお誘いして、行ってきました!

いつもがやがやとパリのビストロの雰囲気です。

 



アミューズで出てきた魚のガレットは

次の先生のレシピ本に登場する予定。

ちょっとどこかに日本的な味わいがあって、

とても好きです。

 

デザートのパリ・オオザカ(とフランス人は発音します)

パティシエールにディプロマット、

「食後にお腹にもたれないように」

とバターは入りません。甘味もぐっと現代的に抑えてあります。

なるほど!と思わされました。

 

みなさま、ご参加どうもありがとうございました。

楽しいひとときでした。

 

昨晩はイベント最終日にあたり、「ワイン会」です。

先生が運んでみえたワイン2本を含む

合計6本

 

とにかくお料理がおいしくて!

今度習いたいものがありました。

 

最後のチョコのデザートも素晴らしい!

繊細にトンカ豆と黒にんにくが香ります。

 

トンカ豆、あんまり得意じゃない・・

黒にんにくって・・・・

と正直なところ思っていましたが、食べてびっくり

なんておいしいのでしょう〜!

 

じつは今週金曜のデモでご披露くださいます。

乞うご期待!!

 

今年もシェフが来られ、

みなさんとでかけ、

おいしいものをいただけたこと、

ほんとに感謝すべき出来事でした。

藤井幸男財団の講習会で、神戸へ。

 

今回の参加者は、事前に論文で選ばれた10名の方々。全国からご参加です。

初日は5種類の生地を仕込み、翌日は焼成。さまざまに展開されて、私が数えたところ18種類のパンに!

 



お昼も、夕飯も一緒。泊まって早朝6時から西川さんと海辺までウォーキング、そして朝食、講習という濃密な2日間です。

私も5:40始動でひぃひぃ言ってましたが、パン屋さんは通常朝が早いので、6時スタートくらいどうってことないそうです〜

 

熱く語る西川さんに、参加者も感じるところたくさん。

終わり頃には涙目の方や、「一生物の体験」と話す方も。

 

参加者同士でライングループが作られたそう。

これからのパン職人人生にとって大切な絆となり、

この経験が日々のお仕事に活かされ、いずれ日本のパン業界を牽引していかれる存在になってくださるようにと願っています。

 

傍らで見ていられたこと、携われたことは幸せな時間でした。

これからもみなさんを応援しています。

今月の料理講座では、

「les carnets de cuisine de Monetモネの料理帖」から、モネの食卓を再現してみました。モネの絵もからめて、背景も読み解きながら。

 

モネのジヴェルニーの家の台所を訪れたとき、美しく整っていて、銅鍋がずらりと並んでいました。普通の家庭にはおそらくないであろう大きな魚用のチュルボティエールやポワソニエールまであるのを見て、

 

モネはきっと食べることが大好きだったに違いない!

 

と思ったことがスタートです。

レシピにあるのは、キュイジーヌ・ブルジョワーズと呼ばれる、裕福な市民層の家庭で出されてきた、家庭料理でありながら、きちんと格式のあるお料理の数々。

 

本にあるレシピはなかなかにアバウトだったり、単位が古くて知らないものだったり、オーヴンの温度が「熱い」だけだったり。でも、まさかモネも死後に自分のレシピが出版されるとは思っていなかったでしょうし、今の時代のようにサーモがあるわけでなし、当然といえば、当然。

そんなことに思いを巡らせるのも楽しい時間でした。

 



主菜は、「エトルタの断崖」を思い起こさせる舌平目のノルマンディ風。

舌平目はブレゼにして、ほかにいろいろ魚介類はクールブイヨンで煮て、

白いソースで仕上げます。

 

たくさんの魚介の旨味が凝縮して、とてもおいしいソースです。

そして仕上げには「マデーラで煮たトリュフ」を添えるとあったので、

やってみました。

 

悪くないですが、甘味と酸が入り、個人的には「トリュフのままでいいのに〜」と思いつつ、でも「モネが言ってるから」と、そのままを。

マデーラで煮たトリュフの味を知るのも勉強ですね。

 

アミューズはレシピの中にはなかったのですが、睡蓮を模したラディシュのバター添えを作ろうと計画。

 

池(ヨーグルトの乳清)と睡蓮の葉(ナスタチウム)まで準備したのに、

なぜかどうしてもラディッシュが見つからない!!

ラディッシュに切れ込みを入れて、花のように咲かせて、睡蓮の花にしようと思ったのに!

今までで一番ラディッシュが欲しかったのに〜。

ないのです。

 

致し方なくて、大根をくり抜き、赤玉ねぎで染めてみましたが、染まらず・・。

まあ、人生とはそんなものですね。

きっと明日はスーパーに並ぶでしょう。

 

 

 

 



前菜には、鴨のパテPâté de canardを作りました。

ファルスや具を積み上げるのはいつも楽しい作業です。

 

積み上げた、そして豊穣なイメージの

連作「積みわら」

を思い浮かべながら。

 

モネの庭の菜園や果樹園には、レタス、ホウレンソウ、ラディッシュ、キャベツ、モモ、ナシ、プラム、サクランボ が育てられ、鴨や鶏も飼われていたそう。モネは鴨の品種にもこだわっていたそう!

 

豊かな菜園からの産物で、

「ナスとトマトの重ね煮aubergines aux tomates」

 

デザートは「ルーアン大聖堂」の夕暮れ色の

「桃のクルートCroûtes aux pêches

時期的にネクタリンにしました。酸がきゅっと入って、おいしかったです。

 

氷を使う、手動のアイスクリームマシーンが本に載せられていて、バナナアイスを作って振る舞ったことが書かれていたので、

バニラアイスも添えてみました。

 

ちなみにモネは晩年白内障で目が悪く、だからこそ、連作では、光の変容を追い求めていたのだそうです。

 

ワインはメインにあわせてシャブリ、チーズはブリー。もちろんともに当時からあるはず。

モネの時代の後半、バゲットはもうパリには登場している頃ですが、それはあくまで都会のパンなので、丸いパンのはず。

 

補いながら、考えながら、モネの料理を再現してみました!

 

彼の人生をたどりながら味わう時間は、本当に贅沢なひととき。

そしてブルジョワ料理について深く考える機会になったことも、大きな学びでした✨

 

生徒さんも、「とっても面白かった。ぜひまたこのシリーズ、やってください!」と言ってくださり、次は誰にしようかと早くも思いを巡らせています。

一緒に楽しんでくださったみなさま方、どうもありがとうございました!

 

2日目は【マンゴーのアントルメ🥭】から

 

8月の認定講座では、複層で構成する

アントルメを。 

 

この暑い中、全部で9層積み上げるのは大変です。

お疲れ様でした!

 

 

【タルト・リンゼール】

タルト・リンゼールは、アルザスの地方菓子。

リンツァートルテ(オーストリア🇦🇹)がフランス・アルザスに伝わり、“タルト・リンゼール”と呼ばれるように。

限りなくリンツァトルテに似ているけれど、少し違います。

 

ナッツとシナモン入りの香り高い生地に

フランボワーズのジャムを敷き、

上から格子模様で飾って焼き上げます。

 

間からのぞく赤いジャムが華やかで、

素朴ながら、とても美味しい。

なんとドイツ🇩🇪では、フランボワーズの種ありか種なしかで、論争があるのだそう!

私は種あり派!

 

ただ真夏に格子を作るのは、ほんとに大変でした。

みなさま、お疲れ様でした😊

 

さておまけは、

糖菓の一つであるギモーヴをいろいろな味で

 

 

【ギモーヴ作り】

英語のマシュマロもフランス語のギモーヴも、

タチアオイという意味。白い小さな花の咲く、ちょっとオクラみたいな感じの植物です。

昔はその植物の根から抽出したエキスで固めていたからなのだそう。

 

子供の頃は卵白とゼラチンで作り、片栗粉に落として作っていた記憶がありますが、

いまは

 

転化糖のシロップを、転化糖に注いで

作ります。

それは甘いハズです。

 

でもしっかり空気を入れられると、ふんわりむぎゅっと独特の食感で、

作りたてのおいしさはほんとなんともいえず、素晴らしいものがあります!

 

今回の認定講座では、バラ味を私がデモで作り、

フランボワーズやパッション、チョコはみなさんに作っていただきました。

 

食べるより、

作ることのほうが好きかもしれませんが、

愛すべき存在です❤️

 

いつだったか、

実家に送ったお菓子の中に、オマケ程度にマシュマロを入れておいたことがあります。

弟から

「なんかあれ、すごくおいしかった。また作って! 職場に持っていきたい!」と連絡があり、

え〜、ほかにいっぱいお菓子あるのに、なんでマシュマロ!?と思った記憶が。

いろいろですね。

 

 

さて最後に、

暑い中お越しくださるみなさんに

【リモナード・グラッセ】を

 

レモンとグレープフルーツのソルベに

冷たい炭酸水をかけて、少しなりとも爽やかな時間を!

 

暑い中、ほんとにお疲れ様でした!

 

8月は

【タルト・オ・シトロン】から!

 

 

定番のタルト・オ・シトロン🍋

3つのやり方で!

 

レモンクリームを流した、一番の定番タルト。

 

ただし酸っぱがりの私はこのままだとちょっときついので、生クリームを合わせたレモンクリームをもう一層重ねたタルトに。

 

もう一つの大定番メレンゲを乗せた「タルト・オ・シトロン・ムランゲ」もご紹介。

みなさんにはお好きなタイプを選んで実習していただきました。

 

上に何が来るかで、レモンクリームの酸味と量は調整しています。

 

私はたぶん誰よりも「すっぱい、すっぱい」と言うほうですが、

でもお菓子において酸の存在はとても大切だと思っています。

私は酸っぱいのが嫌いだと誤解されることがありますが、ちっとも嫌いではないのです。

 

最近も、気付きました。

パッションフルーツが大好きですが、7月8月のパッションは甘いのです。すっぱいよりも😞

「なんだかパッションが甘くてつまらない・・」

と思う今日このごろ。

ひー、すっぱ! 

くらいのパッションがおいしかったとは。

最近気がついたことです💡

 

私はすっぱい!と言いたいだけなのかもしれません!

 

 

【サントノレ】

 

大好きなサントノレ

最初に見たときは、ほんとびっくり🫢

 

シュクレ生地にシューを絞って焼くなんて〜

そして食べてみてまたびっくり

なんて美味しいの〜😍

 

今月のお菓子ディプロム講座では、

パリの通りの名前がついたお菓子に挑戦!

それぞれの方のサントノレが、愛らしく出来上がりました❤️

 

 

 

北欧旅行のお土産に、

デンマークのバタークッキーとフィンランドのムーミンのお茶をいただきました。

 

なんて可愛いラブ

 

 

そういえば子供の頃から、ブルーの缶に入ったバタークッキーが売られていましたね。

近所の食料品店の上のほうの棚に並んでいて、「進物」のイメージでした。

懐かしいことです。

 

あたらめて食べてみると、シャクっと軽めのサブレで

脱脂粉乳的な懐かしい味わいがありました。

お茶を淹れて、しみじみと頂戴しました。

ご馳走さまでした!!

 

それにしてもデンマークのバタークッキーといったら、みんながブルーの缶を思うほどに定着しているって、すごいことです。

 

デンマークはヨーロッパ随一の酪農王国で、

バターもおいしく、

缶入りであることで世界中に輸出でき、

日本はとくにお中元にお歳暮と進物文化があったこと。

 

日本はとくに湿気の多い国だから缶入りが向き、

かつその缶はお家で再利用された(裁縫箱とか文房具入れなど)ことなどから

かつえは大きなブームになったそうです。

 

あの缶だからこそ!の側面も大きいようで、

なんかだすごいことだなあと感心してしまいました。

 

今度成城石井で探してみようかしらと思っています。

 

 

 

【お菓子ディプロム講座

 

 

 
【お菓子ディプロム講座・研究科を開催】
お菓子ディプロム講座がおわったあとは、
リクエストにより、
「研究科」
を開催しています。本日記念すべき第一回目は、
「ガトー・モカ」
 
とてもクラシックなお菓子のようで、フランスでも見た事はおそらくなく🤔
20世紀初頭にパリのカフェに登場したそうで、
そのあと日本でも洋菓子店の定番に。
 
日本の専門学校の中に生き残る、古き良き昭和のお菓子といったところでしょうか。
 
コーヒー味のジェノワーズに
コーヒー味のバタークリームをサンドして、
全体を覆ったケーキです。
ちょっと甘いのですが、濃厚に美味しい😋
今回大ファンになりました。
 
クリームの絞りもやりたいとのリクエストでしたが、
あまりに暑くて、クリームがすぐにピカピカ✨しはじめ(🟰溶け始めたサイン)
さくっとおわらせることに。
 
24年度のお菓子ディプロム講座で
カリキュラムに入りきらなかった大切なお菓子を、ここで補講という形でいれました。
コンゴレ、パート・ド・フリュイ、そしてプリン🍮(シンプルですが、伝えたいこと、いっぱいあります)
 
久しぶりに前回メンバーが集まり、楽しくガヤガヤとした時間は懐かしく、
とてもよい時間になりました🥰
 
またこうやって集うことができるのも、
同じ時間を共有して、
よい時間を過ごしてきたからこそ。
ありがたく思っています😌
 
 

 

パトリック・テリアンシェフのデモ特別講座のお知らせ

 

今年も、パトリック・テリアンシェフが来日され、またこちらでデモ講座をしてくださることになりました。

私の恩師、パトリック・テリアンシェフは
パリにあるコルドン・ブルーの元トップ・シェフです。

若いとき日本の調理師学校で教えていらしたことがあるので、日本にもけっこう詳しく、日本語も少し話されます(いえ、けっこう理解していらっしゃるような気がします)。

毎年来日され、大阪のビストロで、技術監修を兼ねて「フランス料理フェア」をされています。

そして毎年、フェアの後、こちらでもデモ講座をしてくださっていて、今年でもう16回目。本当にありがたいことです。

たくさんの生徒さんに毎回参加していただき、シェフはこの温かい雰囲気に迎えられるのが嬉しいと、毎回のようにお話しされています。

賢く(学校で一癖も二癖もあるシェフたちをまとめていたのですから、当然!)、ダンディで(いつだったかは、もう髪の毛が真っ白なんだよ〜と嘆いていらっしゃいましたが、それもまたいっそう素敵です)チャーミング、気さくなお人柄です。最後にはいつも、「シェフ〜! 一緒に写真、撮ってください〜!」の嵐に。

今年もぜひパリのお話を聞きながら、おいしいものをご一緒しませんか!
フランス料理のエスプリにぜひ触れてみて下さい!!

デモ特別講座

講座ではシェフがデモンストレーションをされ、
・主菜
・デザート
の作り方を披露されます。

私が訳していきますので、ご質問はいつでも承れます。

ご試食は
・軽いアミューズ
・ワイン
・コーヒー、プチフール
とともに。
見て、味わうだけなので、とても気楽。どうぞお気軽に!!

また別料料金で、+シャンパン付きも承れます(ワインもつきます)。

メニュー

主菜

鴨のロースト、蜂蜜とスパイスで クリーミーなポレンタとカボチャのフラン添え
CANARD RÔTI ENTIER AU MIEL ET ÉPICES, POLENTA Crémeuse + flan de potimaron 

丸で鴨を2時間ほどもローストするとのこと。ご用意予定なのは、フレッシュ、青森の「津軽かも」です。この鴨はジューシーで柔らかいのだそう。これをシェフはどう料理されるのでしょう! とても楽しみです。 

 

 

津軽かもについて
「青森の豊かな自然環境の中で飼育された高品質な青森県産鴨(バルバリー種)(津軽かも)。
バルバリー種の鴨は鴨特有の臭みもなく、非常に食べやすいのが特徴です。鴨肉は鮮紅色で鴨特有の旨味とコクがあり、脂質の融点が低く、脂肪分が排出されやすいと言われております」とのこと。

 

デザート

チョコレートのクロッカン、黒にんにく風味 ヴァニラのクレムーを添えて
CRAQUANT DE CHOCOLAT A L’AIL NOIR et son CREMEUX A LA VANILLE 

この前のフランスで、「黒にんにくが、いま流行っているのかな」と感じました。マルシェによく見かけましたし、レストランのメニューでもインスタでもなんとなく見るような気がします。


日本はこれがでてきたのはもうずいぶん前で(個人的には20年近くたつような気も)、最近はもうすっかり定着したみたいで、近くのスーパーでも見かけます。

フランスのほうがあとからブームなのはもしかして!?と思って調べてみたら、日本から入ったものなのだそう。いまや現地生産もしているようです。

しかしチョコレートに合わせるって!? いったいどうなるのでしょうか。

楽しみです!!

 

当日はこんな風に進みます

・シェフが主菜とデザートのデモをされます。私が日本語に訳します。ご質問も随時お引き受けします。

・料理ができたら写真撮影のあと、乾杯!(シャンパンのご希望の方には別料金にてご案内します)

・私とスタッフがアミューズもご用意しておきますので、アペリティフとしてどうぞ!

・ワインとともに両方の皿のご試食へ

・ご質問を受ける時間も設けます。

パトリック・テリアンシェフのデモ特別講座の詳細

日時 10月17日(金)10:30〜15:00頃まで 
受講料 9,000円 シャンパン付きは10,000円 *カードによるお支払いは、手数料200円を申し受けます。
定員 20名様
講座内容 デモとご試食
締め切り 10/3(金曜)15:00まで。ただし席がなくなり次第終了します。
備考 外部シェフによる講座のため、キャンセルは承れません。万一のときは、代理を立ててくださるようお願いします。

カードによるお支払い(9200円、あるいは10200円)

ご予約とお支払い

 

お問い合わせと銀行振込(9000円か10000円)によるお申し込みはこちら。
複数の方がお誘い合わせの上ご参加の場合も、こちらからお知らせください。

お問い合わせ

 

講座案内メルマガはこちらより

 

 

 

パリ「シュクレ・カカオsucre cacao」のジェームズ・ベルティエシェフが、うちでデモをしてくださいました!

 

去年の秋に東京で、この春にパリでお目にかかり、気がつけばデモの日に。

なんともうれしいご縁です。

 



テーマは「レストラン・デセール」

もともとベルティエシェフはオテル・ムーリスのシェフ・パティシエでしたから、お手のものなのです。

ほんとに、たくさんのお皿を見せてくださいました。

 

なんと第1アシスタントは、ヴァカンスで帯同されている息子さんのアキヒロ君。とっても可愛いだけでなく、超優秀な働きぶりでびっくり。そして、気遣いまでできるとは〜。見習わなければ!

 

びっくりする組み合わせ、「アーティチョーク×カシス」が合う!

(同じ季節のもの)

りんごに大葉に、赤パプリカって!!

日本人には考えつけない組み合わせです。

食べてみると、まずりんごの香りがして、あとからぐんぐんとパプリカが!

おいしい! 新しい味覚!

 

クルミのプラリネには、なんとトムチーズの皮が入っていて、微妙な塩気と香りがはいり、プラリネに奥行を与えています。

 

きわめつけは、

パリ・オオサカ Paris-Osaka

 

ご存じパリ・ブレストは、パリとブルターニュのブレストを繫ぐ自転車競技ですが、

パリと大阪は10000キロ!

プラリネには、ほんの少しカレーペーストが入っていて、さらにフランボワーズがそえらえ、異国情緒満載です。

 

あまりに飛んでいて、レシピを訳している段階ではよく分からず、?マークがいっぱいでした。

目の前にお菓子が組み上がってくると、へぇ、ほぉ〜の連続。

 

たくさんの技術を見せていただき、お菓子への哲学も聞け、とても興味深い時間でした。

ものすごく暑くなってしまう厨房で、シェフは全力でデモをしてくださり、頭が下がるばかり。

本当にありがとうございました。

 

そして、チョコレートやプラリネ、米パフは前田商店様に協賛をいただいております。

お力添え、まことにありがとうございました。

 

 

暑い中、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

このようなことが実現するのは、ご参加くださる方があるからこそ。

そして数々のご協力どうもありがとうございました。

 

最後に、第2アシスタントをしてくださった

メグミさん

おかげさまで無事終了です。ほんとにありがとうございました!!

 

9月の料理講座は、これまでとは少し変えて、「モネの食卓」の再現に挑戦!

 

これまで2回訪れたジベルニーのモネの家。
手入れされた広い庭や睡蓮の咲き誇る池の美しさはもとより、モネの家の台所は、今も忘れられません。

 

モネの家の台所

 

青いタイルが一面に敷き詰められ、棚には銅鍋がずらりと輝き、そして魚専用の大きな 鍋poissoniereポワソニエールもあったのには、ほんとにびっくり。お家にこんなプロ仕様の鍋があるなんて!(写真、上段の左端) それは大きな魚を丸ごと1尾茹でるための、特殊なお鍋なのです。さらには、ひとかかえもあるturbotierチュルボティエール (イシビラメ専用)まで!!

 


その光景に、きっとモネの食卓はとても豊かで、そして彼自身が食べることを心から愛していたのだろう、と強く感じました。(きっと経済的にも恵まれていたはず・・)

そこで今回はレシピ本「les carnets de cuisine de Monetモネの料理手帖」をもとに、モネの食卓を再現してみたいと思います。

 

せっかくなので、料理を作るだけではなく、皿の向こうにモネの絵を重ね、全身でモネの世界を体験する時間にしてみたい!!
そう考えて、今回はいつもとはちょっと違う趣向で。モネの料理手帖からのレシピで構成します。

 

ちなみに、もう一つの主題

モネが生きたのは1840年から1926年(すっごく長生きな画家さんですね!)。
彼の食卓にのぼったのは、当時の市民階級が誇った cuisine bourgeoise(ブルジョワ料理) です。王侯貴族の料理でもなく、労働階級でもなく、裕福な市民階級ブルジョワの家庭料理。おそらく季節感や素材をとても大切に考えていたはず。


この料理の体系には、私たちが「フランスの定番料理」と考えているものの多くが含まれています。
だからこそ今回は、モネの絵と料理を味わうだけでなく、
“ブルジョワ料理”という料理の形態についても、感じていただきたいと思っています。(これまで長く通ってくださる方々にとっては、じつは「あ、あれも、これも!」ブルジョワ料理なのですが、今回はすべてをブルジョワ料理でまとめます。

ワインは当時のブルジョワ家庭でも楽しめたであろう銘柄を選びます。料理・絵画・ワインが三位一体となる時間を共有いたしましょう!

 

前菜 Entrée Pâté de canard(鴨のパテ)

積みわら 1890-91

9月は秋の始まり(と思いたい・・)。

鴨のパテ・アン・クルートを作ります。鴨肉と仔牛肉をソーセージ用ファルスでつなぎ、積み重ねてパイ包み焼きに。

モネが描いた、秋の陽射しに輝く積みわらに、複雑に重なる色彩をイメージしてみました。

前菜 Entrée Aubergines aux tomates(なすとトマトの重ね煮)

 → =畑の豊かさ

《ジヴェルニーの庭》

《ジヴェルニーの庭》には豊かなポタジェ(菜園)があり、モネはそこで育った野菜やハーブでたくさんの料理をしていたそう! そういえば、鶏小屋もあって、鶏がいた記憶があります。

今回はポタジェの恵み、ナスとトマトをそのまま重ねた一皿です。


色鮮やかなトマトとなすび組み合わせは、とても素朴ですが、暮らしの豊かさを伝えるブルジョワ料理の一端です。

主菜Plat Filet de sole à la normande(舌平目のノルマンディー風)

エトルタ断崖

モネはノルマンディーの海辺の町エトルタの、壮大な断崖と海の光景に魅了され、連作を描いています。その数じつに30!

「舌平目のノルマンディー風」は、舌平目の白身とクリームソース、ムール貝やきのこなど、エトルタの海の様子を思い起こさせます。

まだまだ暑いので、あっさりめに仕上げます。

デザートdessert Croûtes aux pêches(パンに乗せた桃のロースト)

ルーアン大聖堂・夕暮れ

パンの上に桃をのせて、砂糖とバターを加えてオーブンで焼くシンプルなデザートです。火を入れた桃のおいしさ、ひさしぶりに堪能しましょう。

温かい桃の色合いは、夕暮れに染まる大聖堂の光。素朴でありながら豊かな余韻を残すデザートに。

モネはルーアンの大聖堂の連作も30以上も残し(大聖堂の前に部屋を借りていたのだとか)、とても大きな思いいれがあったようです。連作のテーマは同じ正面を、「時間、天気、光の変化」でかき分けること。

モネの料理帖には載っていないけれど、アイスも添えましょうか! (本には、氷を入れてアイスを作る手動マシーンで、バナナアイスを作ったことも載せられていましたから! そういえばこのマシーン、映画「ポトフ」にも登場していましたね)

 

 

ほかに・・

アミューズはRadis au beurre(ラディッシュ&バター)にしましょう。もちろん《睡蓮》をイメージして。

 

 

モネがお好きな方、ぜひいらしてください。もしかしてモネのグッズをお持ちの方、軽いならぜひお持ちください! (私は睡蓮の絵を全体にあしらった傘を持っています。初めて行ったとき、途中土砂降りで、致し方なく売店で買うはめに・・・高かったような。だから見せたい〜)

考え始めたら楽しくなって、次は「マリーアントワネットのお菓子」もいいかも、なんて!
ちょっと時間がかかりますが、いずれそのうち、お菓子講座にて!!

 

難しく見えるかもしれませんが・・・
ご興味をお持ちの方、おいしいものを食べるのが大好きな方なら、どなた様も大歓迎! 
(経験は問いません。お家で普通に家庭料理をされる方なら、OKです。もちろん男女も問いません) 
ご参加への条件は、フランス料理への興味、つまり「作ってみたい、食べてみたい」をお持ちであること! そのお気持ちさえあれば充分です!!
お気軽に、一歩を踏み出してみてください。こちらでサポートしていきます。

 

定期講座ですが、単発的ご参加も大歓迎です!! 
単発的ご参加の回数に制限はありません。お気軽にぜひどうぞ〜!
興味のあるメニューのときだけ参加でも構いません。

 

レッスン日

日にち 9月12日(金)13日(土)
10:30〜15:00頃まで
定員 各回8名様
受講料 15,000円(会員価格と初回2回目お試し価格)
*3回目以降のビジター価格16,500円
内容 実習とご試食
ワイン、チーズ付き
予約締切 前日の15時 *食材が間に合わない場合はお断りさせていただくことがあります。こちらよりメールにてご連絡差し上げます。

次のボタンから、ご予約と同時にお支払いページに繋がります。(カード決済には手数料300円を申し受けます:15300/16800円)

12日(金)は残席2です(8/29)

 

 

13日(土)は残席2です(8/29)

 

 

メールと銀行送金によるお問い合わせはこちらより

https://yukitsukamoto.com/contact/

 

 

 

ご参加をお待ちしております!!

 

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