土星と聞いて、私が思い浮かべることは、結晶の形成(Crystallisation)です。
鉱物鉱石。雨風に耐え、風雪に耐えること。
長い年月のその後、掘り起こされて磨かれて、宝石になる。
自分が努力して、何かを成すためにコツコツと粛々と
繰り返し行う時に思い浮かべるイメージです。 自分の身につくこと。けっして誰にも奪われることのない
自分の中にある確かなもの。その輝き。
土星の象意には、 現実化、試練、努力 制限、削ぎ落とし、積み重ね 継続 訓練 積み上げ等、色々あります。
そのどれもが、「できれば避けたいな」と思うようなことが多いです。
そして、忘れてはならない象意は、なんといっても「時間」です。土星は「時間」。
積み重ねには時間がかかります。一朝一夕では成し得ないこと。
淡々と、確実に着実に目標へ向かってやっていくと、その結果、目標達成!となる。
自分との戦いが土星です。 自分の中の怠惰な気持ちに打ち勝つと、勝利の果実を味わうことができます。
現実になる、現実化する、ということです。
10ハウスのナチュラルサインは山羊座です。
天王星は、土星の外側の天体で、テクノロジーを司ります。
例えば、今、私たちが使用している「エアコン」。
扇風機だけで過ごせていた時代もありました。
製品が使えるようになるには、完成品に至るまでの「過程」が必ずありますよね。試作品とか模型とか、モデルとか。
ご自身で何か作ることをされている方はお分りいただけると思いますが、
お料理でも、お裁縫でも、羊毛フェルト作品や、絵画、作曲、農業、とか
あとは何かのサービスを提供されている方とか、飲食店のメニューとか
「世の中に完成品・完成形」を出す前の段階では、
必ず、失敗や、試行錯誤、試作品が必ずありますよね。
家電製品だったり、サービスの形だったり。
現代は日進月歩で技術開発が進んで、性能や機能の改善されて、さらに性能が向上したり。
さらにいうと、AI Geminiとかそうゆうものを使うと、短時間で音声。テキスト。画像もミックスして
自分で簡単な指示を入力するだけで、台本ができたり、何かと何かを合わせて、新しいものを作ったりできます。
天王星の力を使うと時間がかからない、瞬時に繋がる事が可能になります。
土星の管轄である「時間」をも、抱きこんでいるのが天王星なのでしょうか?
ただし、この世に現れるということは、実体をともなう場合のことを指すと思うのです。
(幻影は海王星の世界ですが、技術は天王星。海王星はすべてを抱きこむ。)
実体、物質は、地です。地の力。
そして、完成させるのは、それはまさしく土星の力です。この世は、「実体」の「物質的」な世界です。私達の身体もそうです。
体の一番外側、「皮膚」は山羊座のが司る部位です。
ネットは瞬時に地球の裏側の人とも繋がれます。ですが、それには実体はこの場には無くなく、触ることは出来ません。「風」なのです。
それは「精神的」なものです。モニターに映し出される映像は、動き、気配も感じられますが、通信で、電気信号なのです。
風とは空気の移動のことです。風は実体がないので、モノが揺れたり、なにかを介してその存在(?)を表します。
けれども、現代では、3Dプリンターという技術で、モノが作り出されることも可能になりました。
天王星は実体と精神を繋げます。山羊座と魚座の間に位置しているのも頷ける気がします。
社会の中で評価されるのは、結果です。冒頭の「結晶化」の「結」と同じ漢字です。
市民が求めたり、受け取るものは「結果」。つまり、「製品」なんですよね
試行錯誤 試作品ではなく、完成品。出来上がったもの、仕上げてきたもの、仕上がってるもの。
社会が求めているのは「完成されたもの」だから。
だから「結果」つまり「完成品」を求めるし、評価がされるということ。
完成まえの努力の物語は「消費者」として、特に求めていなかった、求める人は少なかったのが地の時代だったのだと思います。
白鳥はとても綺麗で人々を魅了するけれど、水面下ではバタバタ足を動かしている
でも、そこは見えない、みたいな。
作品が完成するまでの、努力や苦しみやは表には出ない。
某テレビ局○HKの「プロジェクトx」くらいだったのではないかしらと。
(私の見識が狭いだけかもしれません。高視聴率番組でしたよね!私は好きでした)
後刻、続きます