日本最古の「染井吉野」 | 雪太郎の「万葉集」

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私なりの「万葉集」解釈
カレンダー写真は「鴻上 修」氏撮影

 「ソメイヨシノ」は、明治末期に江戸の「染井村」でエドヒガン系の「コマツオトメ」の雌しべに「オオシマザクラ」の花粉を受精させて作られたと推定される桜の栽培品種です(ただし異説もあり、再現実験も成功しておりません。一回の交配によってできたものではないという考えもだされております)。日本中のソメイヨシノは遺伝子的には全く同じ(一卵性双生児のような)「クローン」です。原木から「挿し木」「接木」などの手法(栄養生殖)で増やされたものです。葉が出る前に花が咲く特徴が好まれ、公園・校庭・河川の土手など日本中に植えられ広まりました。毎年「桜前線」がニュースになります。「クモの巣病」などの病気や害虫に弱いのが欠点です。

 郡山市の「開成山公園」に1,878年に植樹されたものが「放射性炭素年代測定法」による科学的調査の結果、現存する最古であることが「樹木医学会」で証明されました。樹齢は約150年です。「開成山公園」は1,972年に都市公園として開園してから50年たったので改修工事がされ、4月1日にリニューアルオープンいたします。

 福島県には「合唱王国」としての伝統があり、公園近くにある「郡山一中」は、3月24日、福島市の「ふくしん夢の音楽堂」で行われた「第17回声楽アンサンブルコンテスト」の本選で3年ぶり2回目の日本一に輝き新設された「文部科学大臣賞」を受賞いたしました。

  2位「知事賞」は「倉敷少年少女合唱団」、3位「福島市長賞」は郡山市の「季の音(ときのね)」、4位は奈良県の「CancaoNova」,5位は岩手県「不来方高」。郡山市は他にも「郡山高校」、「郡山七中」も入賞し合唱王国の「面目躍如」。