※上記の2枚の写真は2019年10月の大雨の際に撮影したもの(海浜大通りとひび野2丁目交差点で落ち葉を取り除く作業をおこないました)
今日は決算審査特別委員会・都市建設分科会の2日目で建設局と水道局の決算について審査を行いました。
落ち葉等でグレーチングをふさいで、大雨や豪雨で道路が冠水する状況把握と、土木事務所による目視や市民からの通報の件数をただしました。
土木管理課は「台風や大雨時に、複数回、道路冠水が発生している冠水リスクのある箇所は、市内に約100箇所程度と把握。令和6年度、道路冠水や側溝の詰まりなどを土木事務所の道路パトロールで把握し、処理した件数は約400件、市民からの通報により処理した件数は約800件、合わせて約1,200件となっています。」と答えました。
※2024年8月31日の豪雨により冠水した千葉市消防局高浜出張所付近の丁字路で、落ち葉の除去や機能していない集水桝の対応を「ちばレポ」で報告しました。その後、同年9月2日に点検が実施されました。
建設局では市政だよりやホームページで排水溝の落ち葉等の清掃を呼びかけています。市民に集水桝の状況報告や表面部の清掃協力をお願いすることで、道路冠水を減少させる効果があり、自助に資する取り組みの機運が醸成され、地域の防災力強化が図られるものとしていますが、どれだけの市民が協力しているのかははっきりしていません。
ちばレポ(情報通信技術を使って、市民がレポートすることで、市民と市役所行政、市民と市民の間で、それらの課題を共有し、合理的、効率的に解決する仕組み)も含めて、道路冠水しやすい箇所の把握のため、報告を呼びかけてはどうかとただしました。
土木管理課は「ホームページにおいて、冠水している箇所もしくは、集水桝の表面が落ち葉等で塞がれている箇所を発見した際には、土木事務所への連絡やちばレポによる通報をお願いしている。引き続き、ホームページに加えて、SNSも活用しながら、市民に呼びかけていきたい」としています。
市民が対応する場合には安全を確認したうえで、冠水した場所の落ち葉等を取り除くことが必要で、そうしたお知らせも必要になります。
この課題の最後に、道路冠水しないための冠水対策型の集水ますの設置状況と、今後の整備への考えについてただしました。「平成24年度から冠水対策型の桝設置を行っており、令和6年度までに計509基を設置。引き続き、道路冠水のリスクがある箇所や地元要望などを踏まえ、設置の可否を検討の上、冠水対策型の桝設置を進めていく」と答えました。