※花見川団地商店街の現在の様子


 都市建設分科会での決算審査の続きです。

 千葉市では、花見川団地を拠点とした地域生活圏活性化に関する連携協定に基づくMUJI×UR団地まるごとリノベーションが実施されています。

 

花見川団地を拠点とした地域生活圏の活性化の推進の取り組みと評価は…

 団地や生活圏の活性化に向けた取り組みであり、他の団地にも活かせるのではないかと思います。この事業の主な内容と、今年度の取り組みなど、活性化による千葉市の評価についてただしました。

 都市政策課は「UR都市機構、株式会社MUJI HOUSEによる、団地まるごとリノベーションは、団地住戸だけでなく団地外観、屋外広場、商店街区といった共用部分にもリノベーションの対象を広げたもの。商店街のリノベーションは、令和5年度末に完成し、リノベーション住戸は今年度も供給予定と聞いています。また、商店街のリノベーションに続き、連携協定を締結した4者で協力し、今年度当初に商店街に地域活動拠点を開設し、運営を行っています。市としましては、これらの取り組みが、若い世代の流入や商店街の活性化、新たな担い手の呼び込みに結びついているものと考えています」と答えました。

 

「4者連携協定」の実施状況や課題は…

 千葉市、良品計画、MUJI HOUSE、UR都市機構による「4者連携協定」、また商店街や住民と連携して取り組まれている「4者連携協定」の実施状況や課題についてもただしました。

 都市政策課は「4者連携の取り組みでは、団地まるごとリノベーション以外にも、商店街や自治会と連携したイベントの開催、タウンミーティングの実施、花見川や花島公園と連携したイベントなどを実施してきています。引き続き、団地の賑わいや活動が持続的なものとなるよう、多様な世代の交流の促進や地域で活躍する人材の発掘が必要と考えています」と答えました。

 

 市内にはUR都市機構の大規模団地があり、温度差はあるかもしれませんが活性化に向けた取り組みが必要です。都市政策課は「花見川団地での取組みを検証しつつ、取組みで得られた知見や経験などが活かせるよう、他団地でも検討していく」とは答えています。