市道高浜3号線に整備された自転車専用レーン

 

 千葉市では、自転車が安全で快適に車道を通行できるようにするために2013年8月に「ちばチャリ・すいすいプラン」を策定し、自転車走行環境の整備を進めています。「ちばチャリ・すいすいプラン」に基づく自転車走行環境整備の進捗状況は、計画延長(距離)483.7kmのうち、2024年度(令和6年度)末時点で88.9kmの整備が完了し、整備率は18.4%となっています。目に見える形で整備が進んでいるように思いますが、まだこれからという感じです。

 整備後の自転車通行空間の整備による交通状況の変化について調査は今年度実施する予定となっていますが、場所の選定までは至っていないとのことです。

 

 自転車は車道の左側を原則走行しなければなりません。歩道を走行できるところもありますが歩行者優先です。自転車が車道の左側を走行せず、逆走することが見受けられることが多くなりました。車と自転車、自転車同士の事故が起きないか心配する時もありますし、私も実際に自転車で走った時に、反対側から自転車が来たときは焦りました。走行環境の整備を実施した際には、周辺において走行ルールの周知徹底などの活動をしていくことが必要ではないかとただしました。

 自転車対策課は「自転車走行環境の整備に併せ、整備路線周辺の自治会や小、中、高の学校に、自転車走行のルールや、マナーに関する啓発チラシを配布し周知を図っています。自転車走行環境を整備した路線の、近隣高校の生徒とともに、「車道の左側を通行しましょう」などが表示されたプラカードを掲げ自転車利用者などへ直接声かけする街頭啓発を実施しています」とは答えました。

 

 さらに、来年度から自転車についても取り締まり強化が行われるまでの間に、市としてのルールの徹底の周知の実施を求めたところ、自転車対策課は「自転車の運転時に注意することについては、市ホームページに解説動画を投稿することや、駐輪場利用の事前募集リーフレットに掲載すること、各種イベント時に啓発チラシを配布するなど、様々な広報手段で安全利用の周知を図っています。自転車の安全利用については、自転車安全利用講習会、交通安全教室や講話、各種イベント時などで周知しており、その機会を活用し、違反に該当する行為を説明するなど周知を図っていく」と答えました。

 

 あと半年の中で、広く市民に違反に該当する行為を知らせて、ルールを守ってもらうことが必要です。

 

【自転車違反の一部】※現在でも見受けられるもの

●ながらスマホ運転 12,000円

●通行区分違反 6,000円

●信号無視   6,000円

●歩行者妨害  6,000円

●一時不停止  5,000円

●傘さし運転  5,000円