「韓国に住んでました」と言う話をすると、「どうでした?」って聞かれます。
私にとっては韓国は未知の世界だったのですが(韓国語も韓国文化も何も知らず生活をはじめたので)、結果として、すごく、すごく楽しく、特に苦労らしい苦労はしませんでした。
何が良かったって、とにかく食べ物がおいしくて。
しかも、韓国の人は、「食べて交わる」「飲んで交わる」文化なので、
よく食事に誘ってもらい、
よくおごってもらい、
高いお店から、リーズナブルなお店まで、いろんなところでごちそうしてもらい、
極めつけは、プサンナビという旅行サイトで仕事をしていたので、取材ということで、おいしいものをたくさん食べさせてもらい・・・
私の韓国生活は「食」のおかげで、だいぶ満足度が高まったのです。
でも、再び、「はい、韓国で暮らしてください。同じようにおいしいもの楽しんでください」
と言われても、もう50手前の胃袋では無理だろうなあと感じています。
4月になり、連日、イベントがありまして(花見、BBQなどど)、お肉を食べる機会が多かったせいか、胃痛がつらく苦しんでいます。
数日で治るとは思いますが、ここまで私の胃の力は弱まったのかと落胆中。
韓国でよく食べた、サンギョップサルやタッカルビは、もうだめかもしれません。
釜山のチャガルチ市場で食べた、脂たっぷりコプチャンなんて、とんでもないです。
釜山名物、テジクッパッも、厳しいだろうし、
屋台のホットッも脂っこいから、もう無理だろうなあ。
とにかく脂っこい食べ物はもう胃が受け付けません。
他の方の、旅行記の食事記録を見る度に、
「連続でこんなにこってりしたものを、いろいろ食べられるなんて・・・うらやましい。私も昔はそうだったんだろうなあ。すごいなあ。お若い方なんだろうか」
なんて思ってます。
もちろん、さっぱりした韓国料理もあるのですが、
過去の若い私が大好きだった韓国料理たちとは、そろそろ一線を画す時がきたようです。
そんなことを、病院で処方してもらった胃薬をみながら思っています。