ハングルの裏切り | 小さな町から韓国語

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田舎暮らしをしながら、韓国語教室を運営しているおばさん先生のブログ

韓国語をマスターする第一歩は、ハングル文字のマスターです。

 

ハングルが読めなきゃ、何もできん、ということで、まずはハングルが読めるようになるように頑張ります。

 

意外にもハングルは簡単で、私の教室ではオリジナルのテキストで、1~2回だけハングルの読み方を学習して、一旦ハングル学習は終えてしまいます。

 

完璧にハングルが読めてなくても、「できる韓国語初級Ⅰ」のテキストに突入して、会話を読みながらハングルの読みを定着させるやり方が私が好きな方法。

 

どの生徒さんも、そんな感じでハングルはすぐに読めるようになります。

 

でも、テキストを進めてみると、知ってしまうんですね「スペル通りに読まないことがある」ってことに。

 

そうです、韓国語学習の大敵「発音の変化!!!」という化け物に出会います。

 

鼻音化、激音化、流音化・・・・いろんな変化のせいで、あんなに一生懸命覚えた文字の読み方が通用しなくなっていきます。

 

有名な例でいうなら「컵라면(カップラーメン)」なんて、〈ㅂ〉の音も〈라〉の音もなくなって「컴나면」になってしまいます。

 

「えっ、えっ、えっ!?」ってなりますよ。

 

私はこれを「ハングルの裏切り」と呼んでます。

 

発音のルールについては、細かく気にするタイプの方もいれば、まあ適当にやっていきたいというタイプの方もいて、人それぞれでいいと思いますが、この「裏切り」には皆一度は痛い目にあうことになります。

 

でも、これも慣れです。

 

いろんな発音の変化に出会っていくうちに、先が読めてくるというか、「あっ、これ裏切られるパターン」(=発音が変化するパターン)だって感じてきます。

 

頭の中でいろんなルールを覚えるのもありですが、それよりも、たくさんの韓国語に触れて、発音の変化にふれていくと、慣れてきます。

 

「ハングルの裏切り」を予知できる力がついてきます。

 

中には「裏切り」を勘ぐりすぎて、「発音の変化が不要なところまで、発音の変化をさせてしまった!」なんて失敗も出てくるぐらい、「裏切り」に敏感になれるはずです。

 

韓国語の発音はなかなかクセモノですが、「また、あの変化ね、あなたのパターンはもうお見通しよ。フフフ」って気分になりますので、ご心配なく。